風呂に入る意志と顔を見分ける能力が足りない

・昨日の日記に「去年はトータルで50日風呂に入った」と書いたが、あれは持病による入院中の分も含めた数字だ。
 自宅での入浴に限れば35/365日。
 看護師にキショい患者だと思われないように、己を奮い立たせて毎朝風呂の予約に臨んでいた。

・病院が好きだ。病院にいると生活リズムが整うし、「予定を立てて実行する」ことがなぜかできるようになる。人目があるからだろうか。
 自宅に戻ると、「あべこべな郷愁」に駆られる。病院に帰りたいが、しかし持病は都合よく増悪してはくれない。

・明日で三ヶ日が終わるが、自分の中では何も始まっていない。何も始まっていなくても、いずれ終わるのが確定している。人生はままならない。

・Netflixが『ディパーテッド』の続きをはやく観ろと促してくる。私は軽い相貌失認のケがあり、マット・デイモンとレオナルド・ディカプリオとジャック・ニコルソンの顔の系列が同じすぎて(私基準)、観ていて混乱したため中断しているのだ。
 そもそも、私がレオナルド・ディカプリオやジャック・ニコルソンの主演映画を好んで観るのは、彼らの顔が個性的で他の人物と区別しやすいからだ。彼らが共演し、更にマット・デイモンまで参戦してくるとなると、これはもう仮面舞踏会みたいなもんである。作品の選択を誤ってしまった。

・顔を見分けるのが苦手なので、主要人物が多くて混乱しそうな映画は日本語吹き替えに切り替え、声で聞き分けることが多い。
 ただし、この方法には弱点がある。有名な俳優の担当声優が、同系統の顔の俳優に声を当てていた場合、勘違いは映画が終わるまで続く。『ゾンビランド』のオッサンの吹き替えが山路和弘だったせいで、エンドロールを観るまでオッサンをジェイソン・ステイサムだと思っていた。

・女性は男性以上に覚えられない。特にアジア人の若い現代女性はわかりにくい。みな化粧や医療の力で同じ顔に化けようとする。メタモンのようだ。

・最近までマット・デイモンをなぜかマッド・デイモンだと思っていた。凶暴そうすぎる。

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