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シンガポールのエネルギーを浴びた5日間

こんにちは。FUJIYAMA BRIDGE LABの石岡です。
婦人科へのアクセシビリティ向上と女性の自己決定をサポートするサービスの開発を行っています。

シンガポールでの取材を終えて帰ってきました!
エネルギッシュなシンガポールの雰囲気を浴びて、多くの学びがありました。

シンガポールは、東京23区より少し大きな面積に東京都の約6割ほどの人口が暮らしています。
シンガポールは長く英国に統治されていました。その後戦時中は日本の占領下に、戦後はマレーシア領になりました。 マレーシアから独立しシンガポール共和国となったのは1965年。 今年建国60年を迎えます。
外を歩けば至る所に飲食店やショッピングモールが並ぶ買い物天国。 急成長を遂げた国という印象は元々ありましたが、生産も消費も非常に活発だということを肌で感じました。

シンガポール国民の胃袋を支えるホーカー(屋台のような食品街)


その急成長の背景にあったのが、シンガポール政府の統率力。 シンガポール国立博物館で知ったのですが、独立後、政府が主導して住居と労働力の整備がされたそうです。 政府が民族の人数に合わせて団地を作り、争いごとを避けるため民族ごとに住む場所も区切られていたそう。中華系はここに何棟、マレー系はここに何棟…という風にしっかり管理されていたそうです。しかも住居は賃貸ではなく住民の買取。これも、家を買い取らせることで自分の持ち物であることを自覚させ、国への帰属意識と、お金を稼ぐ気持ちを高める狙いがあったそうです。

シンガポールの発展を支えたリー・クアンユーさん

労働力も政府が戦略的に整備したそう。その際に注目したのが女性の労働力。1957年から1970年で、男性の有職率は86%増加したのに対し、女性の有職率は195%増加。 今でもシンガポールの女性の有職率、共働き率共に高いということです。

シンガポール国立博物館の展示

国を上げて経済力を向上させた文化が背景に根付くシンガポール。現地で働いている知り合いも「シンガポールの人はみんなで効率よく働いて効率よく稼ごうという機運が強い」と話していました。現在のエネルギッシュな雰囲気はこういう流れで醸成され、急成長を遂げたのだなと感じました。国全体がスタートアップのような勢いを感じました。

次回はシンガポールの医療保険制度について書きたいと思います。こちらも大変学びが多かったです。

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