はじめての note ｜ 沖縄は想像していた以上に外国でした

沖縄北部に移住してきてから、丸１年が過ぎました。

移住に向けた調査段階から沖縄在住の知り合い（うちなーんちゅも移住者も）や東京在住のうちなーんちゅの人たちからいろいろとリアルな話を聞くことができていたおかげで、自分に合うと思われる場所を移住先に選ぶことができたし、嫌な思いをすることもなく、知り合う人たちにも恵まれ、充実した日々を過ごせています。
ありがたいことです。

スペイン留学時代を思い出すくらいには外国です

ネガティブな意味でショックを受けることはほぼない一方で、住んでみないと分からないことってやっぱりたくさんあるもので、新しい発見や驚きは毎日何かしらあります。

私は神奈川県生まれで、スペインに留学していたことがあって、新卒で入った会社は静岡県でした。
静岡県でも文化的な小さな違いや方言などは当然あったのですが、沖縄で感じている感覚は、静岡県にいたときよりもスペインにいたときの感覚により近い気がしています。

それはやはり、言葉と見た目ですぐによそ者だとバレてしまうところが大きい要因なのですかねー。

言葉に関して言えば、近所のおっちゃんなどで相手が地元の友達だろうが移住者だろうが同じような単語や表現、速度で話す人がいると、理解できないことがあります。
今まで話したうちなーんちゅの人たちも、私が本土の人間なので単語や表現、イントネーションも私に合わせていたんですね。

静岡では会話の中で一部の方言が分からなかったことはあっても、全体的に分からないということはなかったし、大阪でもそこまでではないような気がします。

見た目については、本州の田舎でも地元の人から見ると移住者ってなんとなく身なりで分かったりするのかもしれませんが、私は旅行者や移住者からは移住歴長めの人と思われる程度には地元の人に寄せているのに、地元の人には顔立ちで瞬時にバレているようです。
どうかな？ってグレーに思われている場合もあっても、私がこちらのイントネーションをまだ完璧に習得できていないので、喋ったら疑問が確信に変わるようです。

言葉と見た目の違いのほかにも、気候が違うせいで本土に生息しない動植物が多いというところにもやはり外国を感じます。

note で書いていく予定の内容について

こちらでの日常の小さな発見や驚きは誰かと共有したいと思うものです。
本州では見たことのなかった動植物や食べ物についてだったり、〇〇をした、△△へ行った、というようなことはインスタグラムで時々情報共有しています。

が、インスタグラムだとフォロワーの大半が知り合い（しかも知り合ったばかり）だったりすることもあって、自分が感じたことや考えたことについては、嫌われたくないという心理が働いてしまってなかなか思ったように書けません。

私は琉球の人たちの土地にお邪魔しているのだという気持ちで来ているし、外から来たアメリカ軍や本土の日本人が昔からこの土地に住んでいる人たちの生活環境や文化を破壊しているのが許せないタイプです。
だから米軍基地も自衛隊基地もジャングリアも反対、沖縄県は琉球国として日本とアメリカから独立すべき、という意見なのですが、そういうテーマをおおっぴらに話す勇気がまだ持てていません。

最近はうちなーんちゅでも私と逆の意見の人がだいぶ増えているようだし、琉球独立賛成のうちなーんちゅの人たちであっても私のような本土からの日本人が琉球独立について語ることに対して不快に感じる人が多いだろうというのも想像できます。

それはインスタグラムでもここ note でも同じことなのでそういったテーマをメインに書くつもりはありませんが、デマの方が真実よりも拡散してしまっていたり、「SNSやニュースのコメントに積極的に書き込みをする層」の意見が世論を代表しているように語られているのを見聞きしたり、何も発言しないでいると誰かがおかしなアイデアを実行してしまって変わらないと思っていたものがどんどん変わって行ったりするのを目の当たりにすると、自分のような少数派の意見も発信してどこかに残しておきたいな、と思うようになりました。

また、最近東京に行って友達と話をしていて、皆さん今の沖縄のリアルってやっぱりあまり知らないんだな、と感じたので、内容的には私が友達に知ってほしい、友達と共有したいと思った事柄になります。
私の書くものを読んで、沖縄のことを分かっていないとか表現や構成が拙いとか至らないところはいろいろあるでしょうが、その時点での私のリアルということでご理解いただけますと幸いです。

前置きが長くなりましたが、本土からの（ゲイのおっさん）移住者から見た沖縄についての話ですよ、という話でした💦
テーマになるのは食べ物と自然、動植物、音楽あたりが多くなると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。