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消防団員_定員数決定の要素【 勘です 】#008

この記事で定員数について触れました。というより、定員数に囚われすぎない方がいい、と述べました。


今回はなぜ、そう考えるのかをもう少し深めてみようと思います。

早い話、定員数が
真に街の求める数なのか、
過去の誰かが導出した何らかの数なのか、
現在人口が適応すべき数なのか、
消防団が決めてもいないし、責任も持っていないばかりか、
消防団も行政も興味を持って改め直し続けていないから、囚われない方がいいよ、というもの。

街の要素

どんな要素から定員数は決定されているのか、想像を含めた、良くない主観を簡単にまとめると

  1. 地域の人口規模
    各分団が担当する地域の人口に応じて、定員数を調整している。住民・生活者人口が多い地域ほど、より多くの消防団員が必要になる。

  2. 地理の特性
    担当地域の面積、地形、道路状況などによって必要な人員が変わってくる。例えば、山間部や離島など、アクセスが難しい地域では多くの人員が必要。

  3. 危険施設の有無
    工場、プラント、高層ビルなど、特別な消防対応が必要な施設がある地域では、より多くの人員や特殊な技能を持つ団員が必要になる。ただし、特殊過ぎる火災(消防団に配備された装備や技能によっては対応が不可または危険な火災)については除外し、指令の有無自体を控える場合も想定される。

  4. 過去の災害履歴
    地域ごとの火災発生頻度や自然災害の履歴に基づいて、必要な人員を配置している。

  5. 地域の高齢化率
    高齢者が多い地域では、避難支援などでより多くの人手が必要になる。

  6. 要支援者の人口規模
    脚の不自由な方や高齢化率に算入していない 疾患・障害などのために、長期にわたって寝たままの状態にあられる方の人口に応じて、避難支援などでより多くの人手が必要になる。

  7. 消防署との距離
    常備消防(消防署)からの距離が遠い地域では、初期対応のために多くの消防団員が必要になる。

  8. 地域の特殊事情
    観光地や季節によって人口が大きく変動する地域など、特殊な事情がある場合はそれに応じた人員配置が必要になる。

  9. 昼夜間人口の差
    昼間人口と夜間人口に大きな差がある地域(例:オフィス街や利用者数の大きな駅など)では、それぞれの時間帯に対応できる人員配置が必要かもしれません。

  10. 消防団員の確保状況
    各地域での消防団員の確保のしやすさによっても、定員数が調整される可能性があり、消防団内部の状態であるのに 常に変動する。

これらの要因を総合的に考慮して、各分団の適切な定員数が決定されていると考えられます。実際の決定プロセスでは、地域の消防本部や自治体が中心となり、これらの要因を分析し、地域の実情に合わせて調整を行っているでしょう。
と考えていたけれど、どうやら黒ノ巣消防団では昭和20年代から定員数が変わっていない。

長くなるので、稿を改めます。

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