
48.ひと気ない時間の淵に立つ玄冬
洗濯物をコインランドリーに持って行った日。
乾燥までの所要時間は1時間。自宅に帰ってから一息ついてまた回収に行っても1時間。
迷いに迷って、そのまま待つことに。
その間、誰も出入りがなく、回り回る洗濯機の前で佇んでいるのは私一人。
グァングァンという機械音を聞いていると、時間の感覚もなくなり、もはやどこにいるのかわからなくなり、隙間風のみが私の脚を撫でていきました。
追記:2/12
昨日の俳句
冬病みを流せや流せコインランドリー
⇩
冬の鬱流せや流せコインランドリー
直しました。
冬病みというのは私の造語だってみたいで、そういう季語は見当たらずで
私の心の中にスポットを当てれば、冬の鬱の方がピッタリくるような気がしました。