ミネルヴィニの成長株投資

 詳細は書籍「ミネルヴィニの成長株投資法」を読んでいただきたいのですが、簡単に要約すると

【株価の4つのサイクル】

第1ステージ  底固め局面――無関心
第2ステージ  上昇局面――機関投資家の買い集め
第3ステージ  天井圏――機関投資家の売り抜け
第4ステージ  下落局面――投げ売り
第1ステージ に戻る

 成長株をこの第2ステージの上昇局面の時に順張りで買って利益を出そうという投資法。


 ある銘柄が確実に第2ステージの上昇トレンドにあるとみなすため以下の8つの基準を満たす必要があるとミネルヴィニは言っています。     

トレンドテンプレート

1. 現在の株価が150日(30週)と200日(40週)の移動平均線を上回っている。
2. 150日移動平均線は200日移動平均線を上回っている。
3. 200日移動平均線は少なくとも1カ月(望ましくは、ほとんどの場合、最          低4~5カ月)、上昇トレンドにある。
4. 50日(10週)移動平均線は150日移動平均線と200日移動平均線を上回っている。
5. 現在の株価は50日移動平均線を上回っている。
6. 現在の株価は52週安値よりも、少なくとも30%高い(最もよい候補の多くは底固めの期間を抜けて大きく上昇する前に、52週安値から100~300%、あるいはそれ以上も上げている)。
7. 現在の株価は52週高値から少なくとも25%以内にある(新高値に近いほどよい)。
8. レラティブストレングス(インベスターズ・ビジネス・デイリー紙のレポートなどで見られる、株価指数と比べてどれほど強いかの指標)のランキングは70以上、望ましくは80台か90台である。通常、よりよい候補の場合はこれらが当てはまる。

 これらを満たした銘柄が初めて検討に値するというのがミネルヴィニの考え方です。

 ここで問題になるのが「レラティブストレングス」。
 レラティブストレングス(RS)はインベスターズ・ビジネス・デイリー(以下、IBD)が発表している指標の1つです、各銘柄の株価の動きが市場全体に比べてどれくらい良い動きをしているのかを表す値ですが、計算方法等は公開されてません。
 数値事態はインベスターズ・ビジネス・デイリーで有料で公開されているらしいのですが、基本的にはアメリカ株を対象としているので、日本株の情報はありません。

次回に続く・・・


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