夏休みは援助交際ばかりして考えた事。

短大1年の夏休み、みんなバイトに励んでいましたが、私はバイトなんて面倒な事はする気が起こらず

援助交際の為、ひたすら伝言ダイヤルと睨めっこ。

メモを取り、会いに行く。

ニックネームを聞いて、身長、体重、誰と似てるか?
聞かれて、条件と待ち合わせ場所、時間、嗜癖、2、3回やり取りして、すぐ会う。

運が良ければご飯とかも食べれるし、飲み物だって買ってもらえる。

天国すぎました。

たくさん貯まった分が自分の価値のように思えたし、好きでもない母親の誕生日に、口紅買ってあげたりしました。

あまり喜ばれず後悔した記憶がありますが、母のことは好きではなく

娘の私がこんな事をしているという、してやった感、反抗心があり、
それが小気味良く
いつまでも子供な自分がいました。

お金が貯まり増えていくのは快感だった。

同じ短大の周りが、金ない金ないーっ、あれしたい、これしたい、でも先立つものがないからねーとか、口癖の様に言っているのを、

自分は簡単に稼ぐ事ができて、見下していました。

お金のある自分が気持ちよかった。

自分のために使いたいけど友達もいないし、出かける場所もないし

夏休みは、援助交際しながら

とりあえず夕方からは自動車学校に通いました。

音楽が好きで、その当時流行ったCDをレンタルショップで借りて、MDに焼いて、聴く。

それが好きだった。

夏休みに服を買おうと思って、若い子の集まるショッピングモールに1人で行ったら、
あまり話した事のない、いつも場の中心にいる様な、短大のクラスメイトにバッタリ会って。

向こうも1人で

少しお話をしました。

クラスメイト「1人は好きな様に買うものを選べて気楽でいいんだけど、休憩の時が寂しいんだよね、良かったらランチ休憩しない?」と。

それで、ランチをご一緒しました。
楽しかったけど、何となく時間がもったいない様に感じた。

こんな時間があるのなら、援助交際してお金もらった方が、と頭をかすめました。

同年代の女の子と話しても、意味が見出せない。

私はいつも1人だけど、この子の様に寂しいと思った事があるだろうか?

もう、寂しすぎて麻痺しているのか?

寂しいから援助交際?

いや、まさか、それは絶対無いと感じました。

お金は無いわけではないけど、ないといけない様な気がする。

ただ、同年代と楽しくお茶やランチするより、援助交際でお金をもらった方が、余程有意義な時間に思えました。

そんな短大一年の長い夏休みでした。

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