【第12章 色褪せぬ六甲GIRL】
🎵六甲GIRL しかめた眉でボンネットを手でたたいた 六甲GIRL 短く切った前髪を少し揺らした 六甲GIRL 遅刻しすぎるぼく~ 責めたてるよに~🎵
この曲中の彼女と彼氏の関係性
僕たちもこんなお茶目な雰囲気のカップルになれたらいいなぁと思っていた
この曲の登場人物は、卒業間近の関学生の千里さんと、神戸エリアの大学(女子大?)に通う年下の彼女なのかなぁ?
「ボンネットを手で叩いた」という車は、「未成年」の歌詞カードのpicに出てくる、千里さんが窓から顔出してるミニクーパーなのかなぁ?
そしたら車体の色は白やな
神戸ナンバー
僕の場合だと大阪ナンバーになるけど、母の実家の明石に住む叔父さん名義で登録してもらえば、神戸ナンバーになるかなぁ?
などなど……
あれこれ想像力を駆使していた
そして、僕自身も来年の春に「関学生」になることを夢見て、勉学に励んでいた
「六甲GIRL🎵」
まさに、この曲中に見える景色は、近い未来の僕たち二人の姿だと夢に描いていた
たまの遠出のデートも率先して神戸方面を選んだ
須磨浦公園、水族館、海岸、離宮公園、月見山、ポートタワー、トアロード、フラワーロード、北野異人館、三宮センター街、ドンクのサンドウィッチ、神戸ピロシキ……
大阪の片田舎の高校生は、格好をつけて情報誌で下調べをしては、知恵を絞って神戸デートプランを組んだ
「六甲GIRL🎵」
振り返れば、当時は自分の千里さん愛に酔いしれていただけだったな
彼女の意向などほとんど汲めていなかった。。。
もちろん、当時は全力で彼女を喜ばせたいと思ってやってはいたけれども……
🎵来年のアタマすぐに 逢えなくなってしまうから さらって行きたかったのさ あんな星に 手が届くカーブヘ~🎵
この曲のカップルは、中盤から徐々に雲行きが怪しくなっていく。。。
🎵そんな最初のプランは 暮れの街に もみ消されそうさ~🎵
🎵口ではうまく言っても やり場のない苛立ちを きっと気付いていること 僕はわかってた~🎵
と……
次第に気まずくなり……
🎵瞳の向きも 最後に言ったサヨナラも ぼやけてしまうよ 悲しいけれど~🎵
遂には、切ない結末に……
「六甲GIRL🎵」
リアルタイムの頃、僕たちの交際は結構しっくりいっていると思っていた
高校卒業を迎える来年の春に、間違っても僕たちがこの曲の展開のようにだけはなるまいと信じていた
絶対にそんなことはあるまいと。。。
「六甲GIRL🎵」
今でもこの曲を聴くと、あの頃の彼女のことがよみがえり、そして切なくなる。。。
めめしいだけだな。。。
🎵東の街で 僕は随分 変わったよ~🎵
太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」を彷彿させる無常のシチュエーション。。。
だけど、僕はずっとここにとどまったままで、根幹の部分は、何一つ変われていない気がする。。。
「六甲GIRL🎵」
千里さんのポップな「歌声」
明るくて軽快な中に、かすかにひそむ物悲しい「メロディー」
そして、悲恋へと流転していく「歌詞」
「六甲GIRL🎵」
リリースから40年近くたつのに、今なお、色褪せないのも、僕を切なくさせる要因の一つだと思う
思い出を風化させない防腐剤の役割になって。。。
「六甲GIRL🎵」
この曲をこれからも聞き続ける限り、僕の中ではあの頃の彼女も色褪せないと思う
「六甲GIRL🎵」
彼女にとっては、迷惑な話だろうけど。。。
……………to be continued
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