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【第14章 瞳キラキラ❇】
🎵エスカレーター のぼりつめると そこには 生成のシャツと大きく着込んだ 君が笑ってる~🎵
3年生になり、ようやく充実の日々を過ごせていた。。。
そんな学校生活の中で……
ある視線。。。
誰かがこちらを見ている。。。
誰だ?
これまでに感じたことのない視線。。。
あっ、またこちらを見てる‼️
視線の出どころを探す。。。
誰だかわからない。。。
ただ、イヤな視線ではない。。。
むしろ心地のいい視線。。。
🎵瞳きらきら どこでもわかる~🎵
あっ、また見てる‼️
明らかに僕の居所を探して。。。
僕のことを見てる。。。
こちらが振り向くと
「キャッ」と言う感じで身を隠す。。。
どうやら二人組のようだ。。。
だけど、両方ではない
一方の子が何かの意図を持って見ている。。。
そして、もうー方の子は、おとも?
というよりは、むしろはやし立てている。。。
🎵瞳きらきら イイセンいってる~🎵
その視線はキラキラ❇している
何なんだろう?
この爽やかさ。。。
今までに味わったことがない。。。
幸福感を与えてくれるような視線。。。
まさか⁉️
いやいや、気のせいだ。。。
僕が自意識過剰なだけだ。。。
そう自分に言い聞かせた。。。
🎵瞳きらきら 感度は良好~🎵
そんなある日の昼休み……
学校の南側にある校庭で、クラスメイトと軟式テニスのボールで遊んでいた。。。
あっ、また見てる‼️
校舎の教室の窓から例の二人組。。。
やっぱり見てるのは、片方の女子。。。
キラキラ❇している方だ。。。
新館校舎からかぁ。。。
1年生だな。。。
🎵瞳きらきら ずっとこのまま~🎵
また別のある日……
本館3階にある僕のクラスの教室の窓際でクラスメイトと談笑していた
すると窓の外、遠くの方からの視線。。。
あっ、まただ‼️
中庭を隔てて本館から20メートルはある1年生の新館校舎の3階の廊下側からだ。。。
視線の主は、やっぱり輝いていた❇
まさにあの子だ。。。
キラキラちゃん❇だ‼️
僕は勝手にそう名付けた
二人組の背の高い方、すらっとしている。。。
身長は160センチくらいか?
だけど、あんなキラキラ❇した子が僕を見るはずないよな。。。
僕は邪念を振り払うため、大切に思っている彼女の姿を脳内スクリーンにMAXで投影して、その眩いキラキラ❇を強制消去した。。。
🎵ドキドキしてる 本当恋だね~🎵
そんなある日……
同級生の女子、ナカネさんが教室まで僕を訪ねて来た
どうやら、僕に何か用件があるようだ。。。
何だろう?
ナカネさんが。。。
珍しい。。。
ナカネさんは、以前は部活の同僚だったが、1年ほど前に退部していた
その後は、たまに会ったら挨拶を交わすほどだった
「りんたろう君、久しぶり~。実はね~ あなたのことをとても気にしてる1年生がいるのよ」
「えっ?ウソ??」
すぐにピンときた……
それ、もしかして、あのキラキラちゃん❇……⁉️
まさか‼️
「それでね~ 私、以前りんたろう君と部活で一緒やったし、よく知ってるよ~って言ったら、ぜひ、お話ししてみたいって言うてやんねん~、どう?」
「そうなん?それは光栄やわ~」
まさか、あのキラキラちゃん❇が?
そんなはずないよな?
落ち着け、落ち着け……
努めて平静を装う
「やるや~ん、りんたろう君‼️」
「そんなことないよ~。ところで、ナカネさん、その子って、もしかして、すらっとした子で、身長160センチくらいの子かな?」
あえて身長だけで人を特定しようとした
ルックス重視で、その子に食い付いてると思われたくなかったからだ……なんて姑息な……
「ううん、そうではないわ~。そんなに背は高くないわね。むしろ小柄な方やと思うよ」
ガビ~ン💦
「新婚さんいらっしゃい!」なら、桂三枝さんが椅子から転げ落ちてるレベルのがっかりだ……
なぁ~んだ、そしたら、あのキラキラちゃん❇とは違う別人なのか💦
やっぱりそんな訳なかったな。。。
あぁ、このがっかり感
ナカネさんに見透かされたくない💦
「あぁ、そうなんやね💦いいよいいよ💦僕でよかったら、いつでもいいよと言っといてよ」
まるでタレント気取りで。。。
それにしても小柄な子って誰なんだ?
結局、別人だったのか?
あのキラキラちゃん❇じゃなかったのか?
残念‼️
じゃ、もう別にどうでもいいわ。。。
受け流しておこう
僕には、今、大事な彼女がいる。。。
ナ力ネさんは、とっくの前に部活を辞めたので、僕に彼女がいるということも知らないんだな。。。
今日は軽々しくOKを出してしまったけど、次にナカネさんに会ったら、彼女がいるってことを正直に伝えよう。。。
ひょんなことで話がややこしくなっても困るし。。。
再び僕は、脳内スクリーンに今の彼女の姿を投影して、すべての邪念を消去した。。。
……………to be continued
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