クラピカが王位継承戦に見出した希望とは【HUNTER✖️ HUNTER考察】
クラピカが見出した希望とは何か
船から離れようとしたカチョウ王子は、「逃亡」を許さない制約により死亡しました。
それでは、船全体を覆う巨大な念の力はどこから発生しているのでしょうか。
特定の空間から外に出ただけで、対象者を死に至らせるには、すごく巨大なオーラが必要なはず。
これを成立させるには、王位継承戦にはいくつかの複雑な条件、すなわち厳しい制約と誓約が課せられているはずです。
クラピカは、制約を破ったときのペナルティの重さから逆算して、この厳しい制約を崩すことも可能ではないかと考え、希望を抱いたと推測しています。
それでは具体的に王位継承戦における制約と誓約は何でしょうか。
王位継承戦の参加資格を有する条件は、
ナスビー=ホイコーロ国王の正室の子であることと、
ブラックホエール号に乗船し出航セレモニーに参加することです。
継承戦の正式な開始は、出港する際の長声一発が鳴り終えた瞬間です。開始後であれば、どのような手段で生き残ったかの是否は一切問われません。生き残った唯1名が正式な王位継承者となります。
ナスビー=ホイコーロ国王は、船のことをこう呼んでいました。
20万人の贄積む箱舟
すなわち、船の乗客もまた制約の一部に組み込まれていると考えられます。
これを聞いたときに思い出したのが、
エイ=イ一家の組長モレナの念能力です。
一般人である乗客を殺害し、レベルを上げることを制約に念能力を開花し、強化していく能力でした。(一般人はレベル1.能力者はレベル10.王子を殺せばレベル50アップ)
二線者であるモレナの動機は、カキン王国への復讐であり、すべてを壊したいのでしょう。
そんなモレナはこんなイかれた能力をどこから着想を得たのでしょうか。
それが王位継承戦につながってくると思われます。
すなわち、カキンの国王を決める戦いである王位継承戦には20万人の乗客という生け贄が必要不可欠な要素であることに気付いたモレナは、乗客を殺害していくことで王位継承戦を台無しにしようとしていると考えることでつじつまがあいます。
最終的な結論です。
王位継承戦を終わらせるためには、王子を船の外に逃すのではなく、
乗客を船外に逃がすなどして、人数を減らしていくことで、制約が不成立となり、船は蠱毒の壺ではなくなります。
残すべきは国‼︎
国民の命に決まってるホ‼︎