王位継承戦の勝利条件は何か①【HUNTER✖️ HUNTER考察】

※最新話(No.403🔹成果)までのネタバレを含みます。

王位継承戦について、王子が王になるための条件を整理することで、守護霊獣の能力の考察も深まることが分かりました。
関連する各話の内容の振り返りと、私の考察を述べたいと思います。

◯No.363🔹念獣

第2王子カミーラが王のナスビに、以下の質問をしていました。

「生き残る」という言葉は複数の捉え方が出来てしまうから、「脱落した者」の定義も曖昧にしていると思うの
生物学上の死ではない脱落を認めないでいただきたいの

これに対して、王のナスビは第3王子チョウライも王になる条件を確認してきたとしたうえで、以下のように答えています。

「生き残った唯一名が正式な王位継承者」
それをどう解釈するかも含めての継承戦なのだホイ

◯私の考察

以下の観点があります。

  • 第2王子カミーラは、なぜ「脱落した者」の定義を明確に確認したいのか

  • 「生き残る」とは、肉体の死精神の死どちらが重要となるのか

  • 守護霊獣の本能(ルール)と王子の気質が能力にどう影響しているのか

第2王子カミーラのいう
「生物学上の死ではない脱落を認めない」とは「王子の肉体の死亡」以外で継承戦を離脱できないことを意味しています。(降伏などによる生存の離脱はできない。)

はじめは、他の王子の脱落は死亡以外認めないというのは過激な思想に思えましたが、王になった後に禍根を残さないためには重要なのだと理解しました。
また、カミーラ自身の念能力が死後の念であることが分かったことで納得できた部分があります。
死後の念が生物学上の死に該当した場合、継承戦を脱落してしまうリスクもあるように思いましたが、セーフだったようです笑)

そこで、「生き残る」の(私の解釈の)結論は、

王子の精神(意志)が生きていること

です。すなわち、以下のとおり。

  1. 肉体⭕️かつ精神⭕️ →「生き残る」⭕

  2. 肉体❌かつ精神⭕️ →「生き残る」⭕
    (第9王子ハルケンブルグ(予定)、第10王子カチョウ)

  3. 肉体⭕かつ精神❌→「生き残る」❓
    (今のところ該当なし)

  4. 肉体❌かつ精神❌→「生き残る」❌
    (第8王子サレサレ、第12王子モモゼ)

1.と4.は自明に思えるため、2.のケースを深掘りします。

肉体の死亡だけでは、脱落とならない根拠①

第2王子カミーラが、死後の念により生き返った際に継承戦を脱落していないこと。
→一時的な肉体の死では脱落しない。

肉体の死亡だけでは、脱落とならない根拠②

守護霊獣の能力は、継承戦のルールに則っており
継承戦を勝ち残るための能力であるから。

◯第9王子ハルケンブルグの能力
王子自身または私設兵の精神(意志)を矢にのせて対象者を撃ち抜くことで、
おそらく
「人格の入れ替え」を可能にしています。

ここで疑問が1つ生まれました。

ハルケンブルグ自身の精神が対象者(バルサミルコ)と入れ替わった場合、ハルケンブルグの肉体が死亡しても脱落しないのか。
最新話(No.403🔹成果)では、脱落しないという仮定のもと、ハルケンブルグは第1王子ベンジャミンの疑いをはらすために、自身の肉体の殺害を計画していると思われます。これは、
ハルケンブルグの能力は、守護霊獣のサポートにより発現したことから継承戦を勝ち残るための能力だと確信しているためです。
すなわち、継承戦の勝利に他の王子の肉体の死亡は不要であり、敵の意志(精神)を消すことで十分だとハルケンブルグと守護霊獣は考えている。

今後、ハルケンブルグの能力で他の王子を撃ち抜くことがあった場合、3.のケース(肉体⭕かつ精神❌)も検証できるかもしれません。

◯第10王子カチョウの守護霊獣の能力
第11王子フウゲツと第10王子カチョウの内どちらかが死亡するとその者の姿となり、もう一方が死ぬまで側で護る

この守護霊獣の能力に対する違和感は、第10王子カチョウを王にするための能力とは思えない点です。
もちろん、カチョウ自身の性格を色濃く反映しているのは理解していますが、初めから第11王子フウゲツを護るための能力であり、まだ守護霊獣の能力として何か裏があるのではと疑っています。。

仮に肉体が死亡していても精神(意志)が生き残っていれば脱落ではないという仮説が正しければ、第10王子カチョウもまだ継承戦を勝ち抜く可能性があるのかもしれません。。
ハルケンブルグの能力もそうですが、自身が死亡(脱落)したと他の王子達に誤認させることができるのは、この継承戦において大きなアドバンテージですよね〜

長くなったので、今回の考察はここまでとします。ありがとうございました。

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