交渉ゲームの攻略法🔹【HUNTER×HUNTER考察】

No.407🔹交渉(以下の記事)の追加考察です。
交渉ゲームの内容は、以下の記事に記載しているので、ご参考にしてください。

ークセンのことを、ークセンと勘違いして記載していました。
ボークセンファンの方々、本当に申し訳ありませんでした。ちなみに、第4王子私設兵の名前は、
欅坂46の歌のタイトルが元ネタだそうです。
ボークセン たちの
オトシン  人はじてくれない
モーモリー もう森へ帰ろうか
テータ  否未来


今週話の交渉ゲームは登場人物やストーリーに興味を惹かれなかった読者も多いのか、あまり人気がない印象です。
ただモレナは王位継承戦で重要なキャラクターであり、今後の展開にも大きく関わってくるので、交渉ゲームについて深掘り考察します。

◯交渉ゲームの攻略法は、2つです。

  • できるだけ時間を稼ぐこと

  • モレナの感情を理解すること

まずはじめに、交渉ゲームをロジカルに攻略するのは不可能かと思います。
それは、子のカードが裏返しであることから
運の要素を排除することが難しいから
です。

運の要素以外では、親のD(「取引」)カードを指定することで、墓場からカードを復活させる方法がありますが、
モレナの「小さなお願い」のクリアが条件となるので非常にリスキーです。(お願いの内容が小さいかどうかは、お願いされる側が決めることだろうと思いましたが、反社に良識求めたらダメですね笑)

「反社に良識求めないで」が定型として万能すぎる😆

長引くとお互いにリスクが高くなる
は、さりげないブラフ(嘘)だと思います。

ゲームが長引くとリスクが高いのはボークセンを誘拐しているモレナ側だけかと思います。

モレナのアジトには幻影旅団が向かっていることをオウ=ケンイ経由で把握しているはずなので、ゲームが長引くとモレナはリスクが大きい

そのため、交渉ゲームの攻略法①は
ゲームをできるだけ長引かせること
となります。

時間をかけたくないことを念押しするモレナ

具体的には、「質問A」のカードを指定し、いくつでも何度でも質問しまくることで時間を十分に稼ぐことが可能です。

ボークセンの繰り返される質問により交渉ゲームを終えることが出来ないモレナ。
お互いのリスクが大きいから質問を終えて欲しいと懇願するモレナにボークセンの一言

「死ぬ」という真実にさえ到達することは

決して・・・『無限に』

終わりのないのが終わり

それが 『ゴールド・E・レクイエム』

質問によりゲームを終わらせず結論を出さないこともできるのが交渉ゲームにおける子の優位性です。(11/20追記)

次に攻略法②モレナの感情を理解することが重要であることを説明します。

ハンターハンターはとてもロジカルな思考するキャラクターが多いですが、最後はキャラクターの感情が展開に大きく影響する漫画です。

交渉ゲームをロジカルに攻略するのではなく、
モレナの人間性を丁寧に理解していくことが、ボークセンが生き残るためには重要となってくると思います。

私の主体は私よ」の後のコマで怒るモレナ
自分を主体におくことにこだわりを感じる。
第2話
「その人を知りたければ
その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」

交渉ゲームは、交渉という名前がついていますがその実態は
親(モレナ)のことを子に知ってもらうためのゲームです。
それは親のカード内容からも明白です。
ゲームが始まっても親側には質問に回答するくらいしかやる事がありません

私の「目的」「能力」を聞いてほしい!
何でもいいから
質問して私のことを聞いて知ってほしいという
モレナの欲求を実現するためのゲーム。

そのため、モレナは「目的」を知ってもらい、自分のことを理解してもらうことで、ボークセンに自分から「YES」を選択してもらうことが理想なのでしょう。

No.405🔹芝居
「NO」って結果にならない様に最善を尽くす
というセリフから公平なゲームにも思える。

モレナというキャラクターは、個人的には魅力的です。
自分の人生や世界を諦めながらも怒りを原動力に行動していく

これは団長(クロロ)や幻影旅団、そしてクラピカにも共通しています。

モレナというキャラクターにスポットライトがあたるのは、モレナが団長(クロロ)とクラピカと対比されたキャラクターであり、
幻影旅団とクラピカの決着が近いのかもしれません。

今後の展開が楽しみですね。
ありがとうございました。

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