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有給休暇と作画担当

みなさんこんにちは。
major2ndの図形問題が好きな方、Fuseです。

今年春、会社から『年5日は有給休暇使って欲しいから、いつ取るか計画書いて出して~(意訳)』という紙が配られました。
働き方改革の一環で年5日使わないといけなくなったんですよね。

仮面OLピアニストなので、本番やら打ち合わせやらで休みが足りないときに有休使うと年5日は余裕なのですが(いつもお休みさせて下さってありがとうございます…!会社に足向けて寝れない)

今回改めてコンサートホールのスケジュールをいろいろ見比べながら【コンサート行くために有休使う】ということをやってみました。

四日市文化会館の天井。かっこいい。

●仮面OL Fuseのとある有給休暇●
11時30分~ 箏曲家 LEOさんのワンコインコンサート
自分の練習
18時45分~ ドビュッシー弦楽四重奏団
これが日常ならいいのになー

ドビュッシー弦楽四重奏団のプログラム、ラヴェルの弦楽四重奏が聞きたくて久し振りに夜の宗次ホールに行きました。

宗次ホールさんのTwitterで『洒落たオジサマ4人によるドビュッシー弦楽四重奏団』と書かれているのを見た時は
いや、そんな、やぶさかではないですけどもあくまでラヴェルのカルテットを食べたくて行くのであって、そんな、イケオジ目的では、そんな、
と正直狼狽えまくったのですが、

袖から登場したのは洒落たオジサマ4人組でした。

フランス人にしか着用が許されないような素敵なピンクのシャツを揃いでお召しになっており大変素敵でした。


そして4人ともキャラが立ちすぎている。


オノ・ナツメの絵が現実に。
(オノ・ナツメ先生をご存知ない方は今すぐ「リストランテ・パラディーゾ」を読んでください。「GBパーク」「どこかでだれかも食べている」もオススメです。)


ドビュッシー弦楽四重奏団、作画担当オノ・ナツメ。

演奏は素晴らしく良くて没頭することができたのですが、帰り道ずっと「いろんなアーティスト 作画担当は誰か」という妄想が止まりませんでした。昼に聴きに行った箏曲家のLEOさんは誰かな…萩尾望都大先生かな…。

そんな悲しきヲタク視点はとりあえず置いといて。


昼も夜もいろんな音を聞けて大変充実した休日となりました。
LEOさんのコンサートは現代箏曲がメインでしたが古典も入っていてプログラムのバランスがとても良かったです。間に挟まれるふわふわのトークも。


大学には邦楽科が無かったので、お琴に触れるなんて作曲科のワークショップと教職必修の集中講座くらいでしょうか。いろんな奏法のいろんな音や音量・表現の幅が楽しめました。

ドビュッシー弦楽四重奏団もプログラムが滅茶苦茶良かった!
ボロディン、タン・ドゥンの琵琶五重奏、休憩を挟んでラヴェル。
ボロディンは超エモいし琵琶五重奏はハチャメチャに格好いいし
ラヴェルのカルテットは10代の頃から何百回聞いたか分かりませんが実は生演奏で聞くのは初めてで、
暗譜&立奏なので自由に動き回るしアイコンタクトも多いし、
ラヴェルが生まれて諸々諦めずに作品を書いて、約100年経った後に目の前にいる4人の人間が生まれて勉強して演奏しているという奇跡で胸がいっぱいでした。
のっけからFが最高ですよね~~~あの音聞くと本当に人生救われた気がします。
楽譜が見えるようだったというとなんか印象が微妙でしょうか。
ラヴェルの譜面が好きなので褒め言葉なんですが。
楽譜から生まれたイメージが形を持っていきいきと動き回っているようでした。

リフレッシュのつもりでしたが、12月21日のコンサートに向けていいインプットになったと思います。
作画担当九条キヨ先生みたいな演奏目指してガンバルゾイ٩( 'ω' )و

Nous irons à toi Quartier.

major2nd いろんな意味でキーボード担当 Fuse

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