マクラメの魔法。
文字ではない言語。
今から随分と昔、うら若き多感なお年頃だった私は師匠に民族博物館的な所に連れて行ってもらいました。
そこで遥か昔には文字という概念は無かった。という言葉を知ったと思います。
その同時期に神代文字の存在も教えてもらいました。
神代文字(じんだいもじ、かみよもじ)とは、漢字伝来以前に古代日本で使用されたと紹介された多様な文字、文字様のものの総称である。江戸時代からその真贋について議論の対象となっており、偽作と主張されているものが多い。
『真贋について議論の対象となっており、偽作と主張されているものが多い』とWikipedia先生も仰っておりますが、議論出来るほど詳しくない為、ここでは真贋を語らず、私は本当のものだと思ってるスタンスで参ります。
下の画像はWikipedia先生からお借りしました。
師匠が書いたのは、ヲシテ文字のフトマニ図?
私の知識はその違いがふんわりとしてる程度です。
Wikipedia先生に助けてもらいます。
フトマニによれば、「モトアケ」とは、古代人の宇宙観の象徴である。同心円を中心から放射状に配された線分で区切ったものに、文字を一文字ずつを配したものである。
フトマニはヲシテ文字で書かれた古文書らしいので、これは「モトアケ」というものらしいです。
これを師匠が書いていく間、部屋の空氣というか何か少しずつ変わっていくのを覚えています。
それが変な圧迫感ではなく、少しふわふわと揺れてるような、そんな感覚。
けど、書き上がるにつれて空氣が変わって行くのに自分でも訳がわからずテンションが上がりました。
「神さまの座席表」だと教えてもらいました。
元々、私は「字を読むこと」が苦手で、文字が詰まって書かれていると本当の意味で(フィジカル的)眩暈がしてしていました。
その辺りのこと、フトマニ図で感じる空氣。
師匠は「文字」が持つエネルギーを受信してそこから書かれているモノの言いたいことを一瞬で選別しているから文字を読むことに難儀しているのでは?と言われました。
文字を読むのは騒音の中で普通の会話をするイメージに近いかも。(なので、文字の持つエネルギーの取捨選択をする練習をしました)
それがきっかけで神代文字にハマり、学問として学ぶ事を決めたのです。
と行けば、私の人生はもっと高等な教育を受けて変わっていたんでしょうけど、そういうことはなく、単にこれは「心地いい」程度でした。
マクラメとは
装飾の房や組紐を意味するアラビア語「ミクラマ」トルコ語の「マクラマ」に由来すると言われ、紐や糸を手で結んだ幾何学的な模様を作り出す手芸の一種で、中世のイスラム文化圏で発達し、その後ヨーロッパに伝えられ16世紀ころからヨーロッパの上流階級の女性の流行になり広まりまったと言われています。
紐を「幾何学模様に装飾的に編む」ことは中世以前から各地であり、発祥は詳しいことは分かっていませんが古来から、御守りや魔除けとして身につけられてきました。
イスラム文化圏だけでなく、南米やアジア圏など世界に古くから伝わる技法でもあります。
細い紐はレースとして衣服の装飾やショール・アクセサリーなどに、太い紐ではテーブル掛けやカーテンなどの縁飾りとして、丈夫な紐を使ってバッグ類にも応用されています。
日本の紐の魔法。
日本でも古くは縄文時代の縄文土器やしめ縄、水引飾りなど、紐を編むことや紋様は日常の中で身近なものでした。
中央で固く結ばれ一度結ぶとほどくことが困難な水引飾りの「結び切り」は、『一度で終わる』『繰り返さないように』という意味と願いが込められ、結婚式や快気祝い、お悔やみなどに使われます。
このように編み方(紋様)によって意味と意図が込められているわけですが、ここに『一度で終わる』などの意図のエネルギーも一緒に組み込まれているんだと思うのです。
文字を持たなかった縄文時代の世界や世界中のカタチ(象形文字など)を文字として残した文明では、このカタチ(紋様)のエネルギーを知っていて文字の代わりにツールとしてエネルギーを使っていたのではないかなと思います。
カタチ(紋様)のエネルギー
オラクルノットカードを使い始めて実際にこのカードに出てくるマクラメを自分でも編んで作ってみたことで、それは私の中できっとそうだろうと昔感じたものを改めて感じました。
自己紹介の記事でも触れたのですが、オラクルノットカードの解説書にあった言葉。
エネルギーという目では捉えられないものを誰かが編み目模様という形で物質に降ろしてきたのです。『オラクルノット-紐の魔術入門書』
マクラメ編みやアジアンノット。
さまざまな紐を編んで紋様を作り上げる。
紋様に込められた意図というエネルギー。
マクラメ編みやアジアンノットのアクセサリーは、身につけることで紋様のエネルギーと自身の意図のエネルギーをそのチャンネルに合わせてくれる強力なアイテムになるのではないかということでマクラメ編みのアクセサリーを作り始めました。
眉唾物な話にはなるので、信じるか信じないかは…な話なのですが、これを確信するような出来事もあり、更にマクラメ編みにはまっていきました。
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