ひとり旅、行けるかも?!
夏休み中の心のオアシスに、バケットリストをnoteで貯めようと思いつき、まずは箱根ひとり旅を調べてみました。
春先に海外旅行で苦い経験をしたので、日本の良さを実感したいと思って。
国内も出張以外はほとんど行っていないため、旅自体が珍しいイベントなんです。
おかげで調査だけでも新鮮で、何となく気になった箱根には素敵な美術館が集まっていることを知り、夢中になって大いに盛り上がりました。
以来、旅vlogやサイトを見てはワクワク。当初の目的は、この妄想ワクワクを毎日摂取することが第一で、第二には少しずつ記事にして並べたところを見て満足しようというものでした。
『いつか…🌟』をエンドレスで味わう作戦です。
2週間ほど前、寝る前に予約サイトを見ていたら、お目当てのホテルが格安予約可能とのことで、急げ急げと誘導されます。
自分ひとりだけのこととなるとなんだか臆病になり、ものすごく躊躇しましたが、キャンセルが何日か前まで無料とのこと。それまでは妄想ワクワク猶予期間と考え、思い切ってポチッとな、しました。
最初は「行けるかどうか」よりも「行けないでしょ」の気持ちが大きく、いったん保留しようと思ったのですが、何だか気になって仕方がありませんでした。
ふと思い立ち、予算がどれくらいなのか調べてみると、まぁまぁまとまった金額だと分かりました。でも、行けなくもないかもしれないと感じるようになりました。
翌日、ふと「あ、あのお金があったわ!」と思い出し、ヘソクリ金額を数えてみると、なんと、あと少し足せば達成額に到達できそうでした。
またその翌日、不足分を補填するアイデアが浮かび、もうその案で行こう!と決めたことで、お金の心配はなくなりました。
それからすぐ、触ってもいないのになぜか小さいスーツケースの車輪が破損し、処分することに。
買い換える必要はないけれど、家族が使うかもしれないし、いざという時のためにと調べ始めました。食料品の買出しついでに鞄屋さんやイオンのPBを視察したり、楽天市場で検索しまくったり。
よく分からない混乱状態になったところで、「まぁいいや、本当に行くかどうか未定だし」と諦めました。
翌朝、楽天市場のなんとかセールでおススメされたのが、ノーマークだった安価な商品で、希望条件にぴったりのものだったんです。
はい、またポチっとな。
でも着ていく洋服も無いしなぁ、と、同じように調べるだけと思っていたのに、最終的にはポチっと。
ここまで来ると、すでに行く気満々の出来上がりです。
ひとりが好きで家庭不向きな私。いつも自由を求めていますが、いざ「どうぞ」となると、不思議な罪悪感がこみ上げてきます。
父子旅行を提案したのに、スローペースの2人の計画は牛歩で、先に私が楽しんじゃって良いのかなぁ、なんて思ってしまいます。
家族に何となく打診してみると、皆が両手を挙げて賛成してくれ、母不在を心待ちにされているのが、なんだかトホホです。
そんなわけで、準備が整い続け、残すところは新幹線チケットの予約とホテルへの事前チェックイン申請のみなのです。
本当に行けたらすごい! 出張以外では初のひとり旅です。
何でこんなことくらいが怖いのか分からないけれど、自分のためだけの何かをすることに、未だにものすごく躊躇ってしまいます。
それでも、毎日届く「行くしかないよ的なsign☆」に背中を押され、やっぱり行っちゃうのかなぁ、私。
今年いちばんの挑戦が叶うのか、結局行けずに笑い話になるのか、どちらでもこんな長期間、楽しませてもらえていることに感謝しています。
毎日「行くの?行かないの?」という筋肉ルーレットを回しながら、もし実現したら…、春のシンガポール旅以上の成長を遂げそうな予感がしています。
『愉しむ』って案外勇気の要るものですね。