日記(3/9〜3/18)
3/9(水)
一ヶ月ぶりの出社。担当全員が顔を会わせるのはいつ以来だろうか。夏休みの登校日のようにお互いに少し気恥ずかしい感じで良かった。たまには出社したい。
私の長期出張も残り僅かとなった、少しだけ寂しい気持ちになる。
3/10(木)
有給を取り散髪へ。
美容師との会話を避けるようにして、永井みみ著「ミシンと金魚」を読了。すばる文学賞の受賞コメントがTwitterで話題となっていたため気になっていた。
また、「千葉県船橋市在住の56歳、職業はケアマネージャー」という肩書きにも惹かれた。なんつっても地元なので。
作品は大傑作としか言いようがなく、ラストシーンでは涙が止まらずマスクの中で大号泣してしまった。多くの人に読んでほしい。
読了後、サイゼリヤで豪遊して気を良くして行きつけの飲み屋で泥酔、Bluetoothイヤホンを紛失。
3/11(金)
在宅日。前日のダメージが残っておりシャワーも浴びず顔も洗わずに仕事。こんなボロボロの毛玉だらけの部屋着で電話対応しているだなんて相手は思っていないだろうな…と思い、申し訳ない気持ちに。
3/12(土)
朝から公園に行きハンモックに揺られながらナイツのちゃきちゃき大放送を聴く。容赦ない花粉と紫外線で早々にダメージを負った。
その後、今日も今日とて大好きな風呂へ。ちょうどローテーションのタイミングが合ってしまったようでサウナに入るたび爆風オートロウリュに遭遇、ここでも若干のダメージを負った。とはいえ安いし広いし綺麗だし、ここの風呂は本当に最高。ダメージすら心地良く、いま一番好きな風呂である断言できるため、多分また来週も行くと思う。
帰宅後、レバニラ炒めを作ってビールを摂取。下準備としてレバーを氷水に10分ほど漬けると美味しいとインターネットに掲載されていたため実践、これが功を奏した。数分で完食しビールもあっという間に消滅。
3/13(日)
台東区の銭湯お客様感謝デーのタオルを入手したかったが、萩の湯はきっと大混雑だろうと思い、せっかくなので行ったことのない銭湯に行くことに。評判がいいと耳にすることが多い「湯どんぶり栄湯」へ。南千住駅から向かったが道に迷いキョロキョロしているところ、近所のご婦人が「どちらへ?」と声を掛けてくれた。こんな風に困っているところに声を掛けてくれることなんて日常生活では滅多にないため下町の優しさに触れて心が温かくなったが「銭湯に行きたいのです」と伝えると「そこの角を曲がったところですよ」と、かなりの至近距離で迷っていたことが判明し赤面。
栄湯のサウナ室、入るために専用のバカでか鍵を挿す仕組みや、大きいデジタル時計が設置してあるなど心を掴まれるポイントが随所に散りばめられている。
そして露天の泡の水風呂が凄かった、それはもう極上で目を閉じると何度となく身体がどこかへ飛んでいきそうになった。再訪を誓う。
ようやく隅田公園でビールを飲むのに最適な陽気になりました。芝生が養生中なのが残念だけど、散歩中の犬はたくさん居るのでそれだけで十分。犬は良い、老犬であれば尚のこと良いです。ハートランドを二杯。
3/14(月)
伊集院さん休養週のスタート。
らじおと。これはこれで新鮮だけど、よりによってこのタイミングで…とやっぱり思う。
様々な人が口にしているが、この番組は「各曜日のコーナーが独立した番組になり得るほど面白い」のです。「アレコード」「俺の5つ星」「放哉と山頭火と」「こどもでんわそうだんしつ」「パラスポーツ」など、そのいずれもがリスナーの心に強く響く。改めてバケモンみたいな番組、私は諦めが悪いから最後までブツブツ言い続けるけど、やっぱり終わらないで欲しいよ。
深夜の馬鹿力は圧巻の放送。この言葉を使うのは好きではないけれど、という前置きをしてから敢えて使うと、間違いなく「神回」だった。ラジオに対する誠実で真摯な態度をこれでもか!と眼前に見せつけられた素晴らしい放送。
3/15(火)
出社日。通勤電車で猛烈な腹痛に襲われ途中下車、電車遅延もあり会社に遅刻したが影が薄いため誰にも気付かれず。昼食に坦々麺を食べた直後、数年ぶりに鼻血が出て体調に不安を感じる。
会社から近いため帰りに旧カフェアリエへ自然と足が向かう、疲れた時にその佇まいを見て心を落ち着けることが今でもたまにあるし、これからもあると思う。
信頼する酒飲みの友人の転職が決まった報せを目にして安堵する。滅多に会わず年齢は一回り以上も下だが、彼女は私が知らない酒(ホイスやジョウンデーなど)を多く知っているため、大変尊敬している。
3/16(水)
確認を怠っていたクレジットカードの支払い明細を見たところ月末の引き落とし予定額がとんでもないことになっていた。(いや違う、給料がとびきり少ないというのが正しい)慌てて幾つかの支払いを分割払いに変更。私の人生は常に金がなく計画性に乏しい。
3/17(木)
夜中の地震で飛び起きる。停電になり街全体が暗かったが朝になる頃には復旧していた。電車も通常運転だったのでしぶしぶ出社。通勤電車内はいつものメンツでいつもと変わらぬ混雑ぶり。
遂に社内の名も知らぬ人から「この人いつも同じ服を着ているな」という目線を向けられる。全てこちらの思惑の通り。
3/18(金)
年末から二月中旬にかけての仕事の忙しさと極度のストレスから一転して、筋トレのインターバルのような一瞬の安堵からやって来る穏やかな時間が過ぎている。
実際には筋トレの経験はないので、インターバルが何なのか、ちゃんと例えになっているかどうか、そのあたりについては一切不明だし責任も持てない。
仕事関連のアプリやLINEグループの通知を全て切る金曜日の夕方。真冬に逆戻りした寒い風で耳が千切れてしまいそうになる。
さあ、三連休が始まる。
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