
一人呑み回想・高松「鶴丸」で〆のうどん
香川県と言えば、やはり「讃岐うどん」。だから、呑んだ後にもやっぱりうどんでしょ!
って、実はそうでもないと言うか、そうではなかったようでして。
うどん県の香川には、数多のうどん屋さんがありますよね。なんせ、「うどんタクシー」ってのもあるくらいで、タクシーで色んなうどん屋さんをナビゲートしてくれるんですから。
そんでもって、うどん屋さんって朝から仕込みして、麺を打って、お店によっては朝っぱらから営業して、うどんなくなったら”はい、おしまい”みたいなところもある訳ですよ。
そうするとですよ、夜にうどん食べられないんですよ(;_;)
出張でよく行った高松でも、夜の街で営業しているうどん屋さんって、意外とチェーン店ばっかりだったりして。
そんなのが当たり前とされていた30数年前に「お酒呑んだ後に、うどん食べられたら面白いんじゃなか」ってことで、敢えて夜のみの営業というコンセプトで立ち上げられたのが「手打ちうどん 鶴丸」さんです。
こちらは、20時オープンで夜中まで営業という、酒呑みのニーズをガッチリ掴んだ営業体制。ですから、20時〜21時頃になると入店待ちで人が並ぶこともしばしばあるんですね。
そこで、私も一人呑みをした後(大抵は「美人亭」から)よく伺わせて頂きました。
店に入るとカウンターとテーブル席。そして、2階にも席があるもんですから、結構何人かで2次会なんかやってる人もいらっしゃいます。
さてさて、こちらはお客さんの入の状況見ながらうどんを打ってるんですが、店に入って目につくのが「おでん」。まー、四国ではなんとなくおでんをよく見かけたような気がしますが、そのおでん見ちゃうとねー。「〆のうどんの前にビールとおでんか〜。まっ、いいっか!」って結局また呑んじゃうんですよね。(意思が弱い俺)
このおでん、出汁がすごく滲みててビールが進んじゃったりする訳です。毎回「こんなんで、うどん食べられるのか?」って思いつつも、意地でもうどんを食べちゃうんですけどね(^^)
でもってうどんはですね、”かけうどん”から”てんぷらうどん””肉うどん”などなど色々とございますが、ワタクシ的にはやはり”天ぷらカレーうどん”で〆たいんですよ。まー、天ぷらはやり過ぎかとも思わなくもないですが・・・
いいでしょ。食べたいんだから、食べちゃえば(^^)v
ってな具合に、毎度毎度食べ過ぎな夜を過ごすのでした。
でね、またここにも不思議なご縁というか繋がりがありまして。実は、しょっちゅう四国出張に行ってた頃、羽田から地元まで戻ってきて、家に戻る前にちょくちょく呑みに行っていたんですが。そこはカウンターだけの小さいな呑み屋さんでして。
ある日もキャリーケースをコロコロと引っ張りながら、その小さな呑み屋さんに寄って、飲んでいたんです。そしたら大将から「どこ行かれてたんですか?出張ですか?」って聞かれて。
私「いやー、四国出張で、今回は高松とか行ってきたんだよね」
大将「高松ですか。俺、高松出身ですよ!」
私「えー、なんだよ色んなお店のこととか聞いておけば良かった」
大将「どんなお店行ったんですか?」
私「瓦町の美人亭って言う居酒屋さん。良いお店だったなー。」
大将「その店はしらないですけど・・・他に行った店とかありますか?」
私「呑み屋さんは他には行ってないけど・・・そうそう、鶴丸って言ううどん屋さんで〆のうどんよく食べるよ。」
大将「えっ!鶴丸行ったんですか!あそこの若社長、俺の先輩ですよ。」
私「え〜〜〜!そうだったの!?」
ってな感じで、なんとなんと近所の呑み屋の大将と鶴丸の大将が先輩後輩の間柄だってことが知れた訳なんです。
なもんですから、この後に鶴丸に伺った際には、大将に声掛けさせてもらって、ちょっとお話なんかもさせてもらいました。
地元の呑み屋さんは、3年前くらいに閉店しちゃったんですが、今でもたまに連絡をもらったりしてます。
ホントは、いっぺんその大将と一緒に鶴丸行ってみたかったけどね。もちろん、高松で飲んで後に。