勝手に大成タイセイ聖地「大成駅」レポート
いよいよ過去編もとりあえず(?)終わり、ここから物語も大きく動きそうなシンカリオンCW。
さて、私は去る10月12日にCWのキャラが発表されてからどうしても行きたかった所へ行ってまいりました。
それがJR北海道根室本線「大成駅」です。
そう、主人公の大成タイセイの苗字に名前の読み方を合わせた、まさにキャラそのもののような駅ッ!!(ナニイッテンダコイツ)
というわけで、今回はそんな大成駅とその周辺をちょっと巡ってきたレポートになります。
今回のルート
さて、今回は札幌駅から6時48分発の特急おおぞら1号釧路行に乗車し、約2時間ほど乗って途中の根室本線新得駅で下車。
駅周辺を巡ったり、駅構内の売店で名物の新得そばを買ったりしながら、時間をつぶし、9時25分発の帯広行普通列車に乗って一路帯広方面へ。
大成駅
揺られること約30分。ついに目的地の大成駅へ到着!!
大成タイセイくん、大成駅だよ。
大成駅、大成タイセイくんだよ。
さて、この駅は1985年にここから徒歩10分程のところにある北海道立芽室高等学校の生徒さんのために大成臨時乗降場として開設。1987年の国鉄分割民営化によってJR北海道に移管された際に駅へと昇格しました。
1面1線の構造で、道路とホームが繋がる所には2012年に芽室市が設置した「東めむろコミュニティスペース」なる待合所が建てられており、ここで雪風を凌ぎながら列車を待つことができるようになっています。
ちなみにこの駅、元々は学生さんが使うような朝夕の時間帯にだけ列車が止まるダイヤだったのですが、2005年に芽室高校の生徒会を中心として「部活後の18時後にも列車を」という話が上がり、周辺町内会や芽室町、さらには隣の西帯広駅が最寄りの帯広三条高等学校といった周辺の学校をも巻き込んだ増便運動が巻き起こった結果、2007年10月に10時台、そして翌2008年3月には待望の18時台の増便が果たされ、2020年3月のダイヤ改正ではついに全ての普通列車が停車するようになりました。
参照:「衰微する地方部公共交通の現状と 交通環境施策への地域・学校間での対応の温度差」著:北海道教育大学札幌校 武田泉教授 2009年
URL(https://hokkyodai.repo.nii.ac.jp/record/9919/files/hekiken-64-07.pdf)
駅の周辺
さて、この駅の住所は「芽室町東芽室南2線」となっている通り、「大成」という地名は存在しません。由来は先述したように芽室高校の生徒さんのために作ったということで、「駅の発展と通学生の将来を合わせ」た駅名ということで「大成」となりました。
引用:「北海道の駅878ものがたり~駅名のルーツ探訪~」富士コンテム 著:太田幸夫 2004年
なお、この駅を由来とした「大成橋」が駅から西へ1キロほど歩いたところに存在し、近くには「西大成」という芽室町のコミュニティバスのバス停もありました。
北東方面には日本甜菜製糖の芽室製糖所があり、操業時期とかぶっていたこともあってほのかにお砂糖の甘い匂いが漂ってきておりました。
そして、道道715号方面には「めむろ東ニュータウン」なる住宅街が広がっており、ニュータウンの向かい側には商業施設「郷の食産ひろばめむろみのり~む」が建っており、JAめむろの直売所やAコープ、十勝名物のインデアンカレー芽室店などもあり、車で少し走れば芽室町中心部にも行けるので生活する分には不便はとりあえず少なさそうかなという印象。
ちなみにお昼は先述したインデアンカレーを食べてきました。
そしてお昼を食べた後、15分ほど歩いて大成駅へ戻ると部活帰りであろう学生さんたちであふれかえっており、まさに学生のための駅であるというのがよく分かりました。
そして、やってきた12時04分発の帯広行普通列車に乗って帯広駅へと再び向かったのでありました。
訪れる際の注意点
さて、訪れてみて感じた注意点ですが。
やはり、根室本線の普通列車自体が少ないということですかね。
先ほどの時刻表の写真を見ていただけたら分かりますが、すべての普通列車が止まると言っても、1時間に1本という時間帯が多く、特に午前中に関しては来ない時間帯も多い状況です。
そのため、訪れる際には時間には細心の注意をはらい、ある程度以上スケジュールを組んでから行かれることをおすすめします。(特に都会の多頻度ダイヤに慣れてしまっている方は)
そして、周りが住宅街や高校があるため、撮影などされる際にはご迷惑をかけないように注意しましょう。
ということで大成駅レポートは以上となります。
ご覧いただきありがとうございました!!