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12/9京都を行く(古川町商店街界隈~京セラ美術館『ボテロ展』~UrBANGUILD『大航海時代』)

こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<来週から怒涛の稽古期間です>ミツルギです。

妻が言います。

「アミジロウが公演するねん。京都へ観に行こ。」

私は無職です。
出費は抑えたいです。

「今はやめとくよ。」

と、ちゃんと冷静に言える私だったら良かったのですが・・・

行きました。
京都、行きたいですもん。

京阪三条で降りて、腹ごしらえに『篠田屋』へ。
ここのファンです。
『皿盛』(あんかけのカレーにカツが載ってます)が人気メニューです。
他にもいろいろあってリーズナブルです。
前に人が並んでました。
入口に貼紙が・・・。

「人員不足により、お時間がかかります。」

というようなことが書いてありました。
まあ、時間に追われてないので待ってました。
お店に入っても

「時間かかりますよ。いいですか?」

と聞かれました。
ゆったりしました。
私は『たぬきそば』、妻は『中華そば』を頼みました。
ゆったりしました。
京都のたぬきは、あんかけで刻んだ油揚げとネギが入ってます。
中華そばはいかにもラーメンといった感じで、チャーシューがこれでもかと入ってました。

やっぱりこの店好きです。
街の食堂です。
このままでいてほしいなー。
いや、人員増やしての話ですが。

あまりにもお店がバタバタしてたので写真撮るの忘れました。

まず、京セラ美術館を目指します。
『ボテロ展 ふくよかな魔法』を観るためです。
なんの予備知識もありません。
今週末で終わるということは知ってました。
あとチラシのふくよかな人々ぐらいです。
でも、そのふくよかな人々と会いたくなりました。

『古川町商店街』入口

『古川町商店街』に差し掛かりました。
美術館やロームシアターに行くとき、通り過ぎてました。
この日は行ってみたくなったのです。

白川の風景1

なかなか風情のある商店街です。
地元の人のための店と民泊と普通の家が混ざってます。

商店街を抜けるとこんな風景がありました。

白川の風景2
確か『古川町橋(白川一本橋)』と書いてありました。
私も渡ってみました。

いかにも
「京都!!!!!」
という風景がありました。
私は川の周りに京都らしさを感じるようです。

この手すりのない橋、素敵でしょ?

サギがこんなところに

橋の下にサギが。
日焼けを避けてるのでしょうか?
それともこの辺りの隠れキャラなのでしょうか?

白川の風景3

サギのいた橋の上からです。

カモ1

カモがいます。

カモ2

カモは人間を怖がってません。

白川の風景4

その橋の辺りを撮りました。

カモはエサを持ってないとわかると向こうに行っちゃいました。

紅葉になったってことは、葉っぱもうすぐ無くなるの?(タヌキ)

もう一度、商店街を戻って、美術館を目指します。

京都はタヌキがたくさん居て楽しいです。
昼に「たぬきそば」食べた甲斐があります。

おいらだって「OPEN」ぐらいの英語わかるよ。 意味は聞かないで(タヌキ)

そばは食べられても寿司は手が出ません。

『もっこ橋』というらしいです。

ここにも手すりの無い橋がありました。

京セラ美術館に着きました。

京セラ美術館の庭

中から覗いたらこんな日本庭園でした。

『ボテロ展』の看板

今、京セラ美術館はいろんなアートのデパートみたいですねー。
いろいろ観たくなりますが、あくまでもお目当ては『ボテロ展』です。

ボテロご本人

ご本人です。
ぽっちゃり側の人ではないのですねー。

『庭で迷う少女』(1959)

二頭身です。
ぽっちゃりとは違う感じです。
ゆるキャラ感ありますねー。

『バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)』1959年

夢に見そうな表情です。
私はなんだかモグラを思い出しました。
元の絵(参考にした絵)は、こちら。

解説

かなり違うと思うのですが・・・
まあ、そこがボテロ流なのでしょう。

静物画たち

静物画です。
これもデカいのです。
「大きなことは、いいことだ~」
と言いたい感じ、いいなー。

『パイナップル』1970年

パイナップルに虫がたかってますねー。

『洋梨』1976年

この洋梨もデカいです。
上下半分にパカッと割れて、中からサザエさんが出てこれるほどのデカさです、
洋梨にも虫が・・・

『洋梨』の一部

なんか可愛いです。
チンアナゴみたいです。

『黄色い花』『青い花』『赤い花』2006年

この花瓶の花はデカいです。
庭師さんが丸くする松ぐらい大きいです。
すいません。私のイメージです。

『コロンビアの聖母』1992年

有名な母子もふくよかです。
もちろん天使までふくよかです。

『キリスト』2000年

キリスト様もふくよかです。
あばら骨浮いてますが。

『横顔の女』1999年

ボテロ風と言えばこんな感じですよね?

『寡婦』1997年

子だくさんのお母さんの大変さを描いてます。
泣いてます。
が、基本、無表情らしいです。
ボテロのこだわりなのでしょうねー。

『バルコニーから落ちる女』1994年

どこかユーモラスさを感じるボテロの絵ですが、これは事故? 事件?
やばいことを知ってしまったのでしょうか?
社会問題を扱ってるようなのです。
合わないような画風ですが、この絵だからこそ伝わるものがあるのです。

『夜』1998年

悪魔くんたち、なんか可愛いです。
きっと悪さしに行くんでしょうが。

『バーレッスン中のバレリーナ』2001年

なかなか見ないタイプのバレリーナです。
この足の上がり方を見るとなかなか凄いのでしょう。

『守護天使』2015年

本人より、守護天使の方がかなりデカいです。
シュートを阻止するキーパーのような体勢です。

『ピクニック』2019年

水彩画もあります。
無表情ですが、なんか幸せそうです。

『高足のピエロ』2007年

こちらも幸せそうです。

『赤ちゃんライオンと調教師』2006年

人間はカメラ目線。
動物はソッポ向いてます。

『象』2007年

「みんな、ゾウばっかり見てるやん!!!!!」
と、空中ブランコの女性は思ってるんだろうなー。

『ピエロ・デラ・フランチェスカにならって(2点組)』1998年

これはかなり忠実に描いてる方です。

解説1
解説2

ほらね?

『ゴヤにならって』2006年
解説

10年前の姿でしょうか?
10年後の姿でしょうか?

『ルーベンスと妻』2005年
解説

アンニュイな表情してたんですねー。
ボテロ版は目がテンになってましたが。

『アングルによるモワテシエ夫人にならって』2010年
解説

もうこれはどうなっちゃったんでしょう?
受け狙いですか?
いや、俺ならこうする
という強い意志があったんでしょうか?

『モナ・リザの横顔』2020年

これはチラシ、ポスターでも大きく取り上げられてるものです。

解説

ご存じこの方です。
横から見たらああなるのなら愉快です。

『アルノルフィーニ夫妻(ファン・フェイクにならって)』2006年
解説

ファン・フェイク版は何か心に秘めてますが、ボテロ版はあきらかになんか困ってます。

『ベラスケスにならって』2006年
解説

これはボテロがこのスカート幅だったら女性はこうなるやろ? という感じで描いた気がします。

名画をボテロ風にしている作品がやっぱり楽しめました。
ぽっちゃり化計画です。
なんか過去と現在にも、使用前使用後にも見えてくるのです。
パロディなんでしょうか?
元ネタを知ると面白くなります。
ボテロのおかげで元の絵を知ったものが多いです。
いや、『モナ・リザ』以外どれも知りませんでした。

自分のスタイルを貫いてきたのですねー。
ふくよか、無表情、目がテン
なんだか楽しくなります。

私だけかな?
『モンティ・パイソン』のテリー・ギリアムのアニメを思い出してしまうのは。

ポストカード『守護天使』と『モナ・リザの横顔』

自分用のお土産にポストカードを。
『守護天使』と『モナ・リザの横顔』にしました。
ボテロの個性が際立ってる気がします。

こんな円筒形の建物があるのです。

妻は建築に興味がある上に、ここには何度も若いときから来たことがあるのでやたら建物を撮ってました。

昔からあるのでしょう。

昔の建物と新しく作った建物が共存しているのです。

硝子の屋根があります。

屋根はあとでつけたのでしょう。

エントランス

ここは新しそうです。

らせん階段が凄いでしょ?

らせん階段が印象的です。

エントランスはこんな屋根です。

上から見るとこんな感じです。

書道展のチラシ

書道展に行ってきました。
無料だったもので。
ほんとどう見ていいのかわからないのです。
習字だったら、

「上手い字やねー。」

とか言えるのですが、書道はそうはいきません。
上手いのかどうかさえわかりません。
読めないものも多いです。
感想は
「へー・・・」
としか言えませんでした。

それなりに楽しみましたが。

天井のステンドグラス

出たところです。
向こうに見えるのは、サンリオ展の入口です。
行きませんでしたけど。

階段

この階段も昔からの趣きがあります。

階段を降りると

昔はここが入口だったようです。

昔のチケット売り場

チケット売り場があって、

昔の入口

扉から入いったのでしょう。

チケット売り場の反対側

内側も今は見れます。

階段の横から

横から見ても

柱が印象的です。

違う角度から見ても、なかなか凄い入口です。

地下にも展示があります。

地下の展示も観ました。
感想のいいにくい展示でした。

柱が語りかけてきます。

昔からの柱も独り言を言うようになったようです。

中から見てた庭

日本庭園の方から出ました。

京セラ美術館の外観1

レンガ造りが綺麗な建物です。

ハンターです。

私が歩いているところを撮られました。

京セラ美術館の外観2

地下の展示がここまで上がってきてます。
ねっ? 感想いいにくいでしょ?

京セラ美術館の外観3

今は地下から入るようになりました。

建物から美術です。
見応えありますねー。

『102』の看板

また古川町商店街に戻ってきました。
商店街抜けたところにあるカフェ『102』へ。
昼間来たときは「満席」の看板が出てました。
でも、やっぱり来てしまいました。
なんか気になったもので。

『102』の玄関

私達が入ったときは、店の人しかいませんでした。
すぐに常連の人が来て、世間話が始まりましたけど。

妻はカフェオレ、私はホット

ゆったりできました。
いいムードでした。

このあと古川町商店街でコロッケ買って食べました。
こういう買い食い好きだなー。

商店街抜けてちょっと行ったところにある『ルバカサブル』というパン屋さんに入りました。
物色していると、
「今、サンドイッチ値下げしましたよ。」
と店員さんに言われ、まんまと買ってしまいました。
まあ、こういうときは乗っておけばいいと思うのです。
少なくとも少しは安く買えるわけだし。

とりあえず、会場の『UrBANGUILD』を確認して、あとは自分たちへのお土産を買いに行きました。

井筒八ツ橋本舗のお土産

甘いもの。
夕子のミルキー味と栗あん味。

打田漬物のお土産

辛いもの。
おんぶ漬け。
初めて食べました。

この壁があったら、飛沫が飛ばなくなるから喋ってもいいの? こっちはスカスカなのに?(タヌキ)

錦市場にタヌキがいました。
いや、報告まで。

で、会場まで戻って、前の高瀬川の辺りでサンドイッチを食べました。
会場で食べられると知らなかったのです。
『ダンスとごはん』と銘打ってるので、よく考えるとわかったのですが。
縁があって買ったサンドイッチを美味しくいただきました。

『大航海時代』の当日パンフ
『大航海時代』のプログラム

アミジロウ企画『大航海時代 ダンスとごはんvol.5』鑑賞。
ダンスの公演は正直、どう見ていいのか?
わからないのです。

どう楽しんでいいのか?

そんな私にはちょうどいい公演でした。
敷居を下げようとしてくれているのです。
ダンスのあと、解説をちょっと挟んでくれます。
それだけでちょっと楽に見れます。

1・全員  インプロ 
グルグル回ってました。
楽しそうだなーと思いました。
・・・こういう感想しか出ないのです。

2・ネコ ザ ゴースト 朝とか外とか
右押して左押して音がするほどおなか叩いて頭下げる。
で、タイトルが『朝とか外とか』です。
???
照明がだんだん暗くなり、また明るくなります。
何となく朝はわかります。
外は?
同じことの繰り返しの部分が外での仕事を現してるのかな?
明るいところも暗いところも動きまくるのです。
24時間働く人を描いてるのかな?
こういう見方じたいが間違ってるのかなー?

3・じゅんじゅんSCIENCE 渡り鳥
渡り鳥っぽいポーズはありますが、あとは鳥を感じませんでした。
このダンスの肝は、無音なことだと思います。
どうやって、合わせていくのでしょう?
そこが不思議で見入ってました。

4・アミジロウ フワワミ
波の音がなる中、揺れてる男。
指を折って数えたりしてるから漂流者なのかな?
そうこうしてるうちに波にさらわれたり、渦に飲み込まれたり。
と私は理解したのですが、違うようです。
でも、私が正解だと思います。

休憩

5・アミジロウ 大航海時代2022
喋りながら踊るのです。
今年の出来事をエッセイ風に語っていくのです。
ダンスに意味はあるのか?ないのか?
そんなものどうでも良くなります。
あの人は喋りながら踊る人なんだとわかったのですから。
その変面白かったです。

6・BC.(森脇彩弓) さいごっ屁
電球が点いたり消えたりする中、4つばいになって胴を上下させるだけでなんか魅せられます。
生命とかそんな感じのことかな?
と思ったのですが、あとのトークでは違ったようです。
が、これも私が正解だと思います。

7・じゅんじゅんSCIENCE 2001年宇宙の旅
ダンスによる無重力状態です。
無重力状態って楽そうなのですが、ダンスによる無重力状態は、しんどそうでした。
でも、ずっと楽しかったです。

いろんなダンスがあるんだなー。
理屈は要らんのでしょうねー。
楽しいなーと思いました。
でも、少しの取っ掛かりがあった方が楽しい気がします。
あと
「体がよう動いてええねー」
という私のひがみが無くなればもっと楽しめようになるんだろうなー。

表現について考えた日でした。
楽しんで帰りました。

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