ののとはな『もう一度会ふ日は』を終えて
こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<コロナによる自宅隔離中。無職中で、公演間際でも無くて良かったです>ミツルギです。
今年3度目の舞台が終わりました。
ののとはな『もう一度会ふ日は』です。
公演データ
ののとはな『もう一度会ふ日は』
8/31(水)・9/2(金)
20時開演
コモンカフェ
3000円
出演(所属略)
甲斐祐子・諏訪いつみ
美香本響・山口真央《二胡》
ゲスト
8/31:萬谷真之
9/ 2:魔人ハンターミツルギ(超人予備校)
客席は20席足らずでした。
それも私は9/2の1回のみのゲスト出演でした。
ここで宣伝する前に売り切れました。
第1回目の出番は、ミツかね堂+小松一也で、自分で脚色したウクライナ民話『イワーシクテレーシク改』を尼崎の市場の中の劇場で。
第2回目の出番は、あみゅーず・とらいあんぐるのリーディングに参加。港区の商店街の中の劇場で。
そして、今回は大阪駅からさほど遠くない中崎町にある小さなカフェ空間でした。
今回は指定があり、候補作の中から自分で選んでいいのです。
ちょうど10分ぐらいになるようにです。
それも三好達治の『測量船』の中からです。
三好達治?
54年間生きてて避けていたわけではないのに、素通りしてきました。
名前は聞いたことあります。
たぶん。
「作家の三好達治って知ってる? 」
と聞かれたら、
「あっ、聞いたことあるよ。・・・たぶん」
と答えます。
私にとって「三好達治」は「たぶん」とワンセットのようです。
『測量船』を読みました。
あの風景描写とかが丁寧で、なんか死の匂いがするような感じです。
正直、読んだ方がいいと思いました。
皆さん、読みましょう。
しかし、そう思っても朗読する奴がそう言ってはいけないので選びました。
三好達治は、なぜかトリを多く扱ってます。
いろんなトリを手掛けているのに、哺乳類はシカとイヌしか出てきてないはずです(間違ってたらごめんなさい)。
魔人ハンター式読書法では、動物に焦点をしぼって読むのでここが大事になります。
なので『モルグ街の殺人』も『まだらの紐』もラストまで退屈でした。
意地悪な作家だと思いました。
読んだ時に絵が浮かんだ作品とその次の作品を選びました。
『鴉』と『庭』です。
共通するのはカラスです。
私はMYカラスマントがあるので、あれが使えます。
あれが使いたくて選びました。
『鴉』は言葉遣いが難しいのでかなりカットして、あと間合いと視線と簡単な身振りを足したらいいなと思って、芝居風にしました。
『庭』は全くカットせずにお送りしました。
8/31は私は出てないので、観に行きました。
ほんとに出なくて良かったか?
ソワソワドキドキしながら観てました。
落ち着きません。
もし本番でも本を置いてきたので何もできませんが。
観客として観て良かったです。
古い作品なのですが、なぜかフランス映画のような雰囲気があるんですねー。
やるなー三好達治。
9/2、ついに私の出番です。
上手く読めるか?
噛まずに読めるか?
マントちゃんと着れるか?
不安でした。
それもそれまで他の皆さんが作り上げた世界観に10分間何かやるのです。
台無しにしたらどうしょ?
それに私はコメディーしか知らないのにこんな文学的な作品をやってどんな反応になるか怖かったです。
これは『あみゅーず・とらいあんぐる』の時も思いましたが。
思いっきりやりました。
動きながらなので何度も見失いましたが、思いっきりやりました。
不思議な空気感、共有できましたかねー?
不安が大きかった分楽しかったです。
10分なのにフラフラになりましたが。
観ていただいた皆さん、こういう機会を与えてくださった皆さん、そして、諸々の人達、どうもありがとうございました!!!!!