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30GP『われもの競走』終わりました
こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<今年の初舞台が終わりました>ミツルギです。
火曜日のゲキジョウ
30GP
別冊トランスパンダ×劇的☆ジャンク堂
別冊トランスパンダ
『われもの競走』終了いたしました。
『われもの競走』発売開始いたしました|魔人ハンターミツルギ
『われもの競走』まもなく|魔人ハンターミツルギ
『われもの競走』終わりました|魔人ハンターミツルギ
そして、
30GP『われもの競走』まもなく|魔人ハンターミツルギ
この日は昼入りだったので、朝から映画を。
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午前十時の映画祭『海底軍艦』です。
先日、同映画祭で『妖星ゴラス』を観ました。
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一応、感想を。
地球の危機でも正月を祝ったり、
南極にロケット仕込んで地球動かしたり、
怪獣マグマの影が薄いとかいろんな問題がありますが、本多&円谷の仕掛けたディザスタームービーは驚きの連続でした。
特にCGなれした人にはこの特撮は驚くんじゃないでしょうか?
ここは『海底軍艦』も観なくては。
やっぱりミニチュアの作りが素晴らしいです。
子供の時は大好きでしたが、高校時代の私は、
「ミニチュアかー、着ぐるみかー」
と失望ばかりしてました。
よくわかってなかったのです。
また、東宝特撮映画特有の
主人公、軍、悪党
全てが満遍なく「どこかぬけている」というストーリーが面白いと思えるまで結構かかりました。
この映画も今の私は凄く面白いです。
高島忠夫さんが若いだけで面白いです(子供の時から『ごちそうさま』を毎日観ていたもので)。
この映画、気になるのは凄い兵器作ったから地球を救えたみたいな結論になってしまうことです。
でも、気にしなければ気になりません。
特撮に「あー・・・」という声が漏れました。
どちらも映画館で観れて良かったです。
やっぱり特撮映画が好きです。
円谷英二の職人芸を堪能しました。
上機嫌で映画館を出ました。
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ほんとの久々に恵美須町の『定食のやまぐち』へ。
超人予備校の初期の頃は結構行ってました。
月~金の11:30 - 19:00までしかやってないのでなかなか行けませんでした。
ほんと定食屋さんらしい定食屋さんです。
この日は4種類。
昔、よく頼んだ「お刺身定食」はありませんでした。
なのでパワー不足の私は「和風豚ステーキ定食」を。
ちょっとお高くなってましたが、それでも今もあってくれて良かったです。
美味しかったです。
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コンビニでコーヒー買って、新世界をブラブラ。
この辺で働いてたこともあるし、今も『おはなしえん』で天王寺動物園に通ってます。
ホームタウンだと勝手に思っております。
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通天閣の下ってこんなんだって知ってました?
そうこうしてるうちにいい時間になったので、インディペンデントシアター1stへ。
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この作品が私の初めての演出のみの作品です。
楽しかったです。
自分が出る時より緊張しないのがいいです。
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今回の再演にあたって
「わかりやすく」
を意識しました。
私なりにつけたサブタイトルは
「ありがとうの言えない夫がいかにありがとうが言えるようになったか?」
です。
今回、ラストの「ありがとう」に焦点を当てるためにその他の「ありがとう」を削除しました。
夫の方にもドラマがあると面白くなると思ったのです。
最小限の台本の変更で新しい世界が広がりました。
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衣装も冬向けに変わりました。
アニマルプリントは私に合わせてくれたんだと思います。
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ケンカシーンが多いので「子供のケンカ」ぐらいにしておくのは、今までと同じです。
三田村くんも嬉々としてデフォルメしたキャラを作り上げてくれました。
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2人の歯車がかみ合ってない感じを面白く観せられるかがこの作品の肝ですねー。
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あとオープニングをあっさりしました。
妻のテレビに夢中な感じが出るように変更しました。
さりげない変更です。
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暗転中にリモコンをナカタさんが持って行くことになっていたのですが、頭飾りのところでリモコンを置いてもらいました。
これは私の提案ではないです。
忘れたらどうしょう???
という不安を取り除くためだそうです。
この変更気づいた人はいないでしょうが。
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中辻台本を私に演出させたら面白いと判断したナカタさんが凄いと思います。
今回まで2人とも知らなかったのにです。
私に好きに変更させてくれた中辻さんの度量も凄いと思います。
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ナカタアカネ&三田村啓示というコンビがやはり見ものなのです。
しっくり来なさそうな感じもあって。
この2人の揺れ動きで30分見せます。
2人にいろんな引き出しあけてもらいました。
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この本、私には絶対に書けないのでほんといい経験になりました。
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あと私のポイントは三田村くんが首からかけている赤い猪木さんタオルを忘れなかったということです。
偉いぞ、ハンター。
前日まで完全に忘れていたのにです。
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今回は私、インフルエンザA型で寝込んで稽古を休みました。
流行ってますねー。
観客の皆さんもそれで躊躇した人、多かったんじゃないですかねー?
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数少ないイチャイチャしたシーンです。
『E.T.』してますねー。
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台本読んだ時、諦めにも、ハッピーエンドにも受け取れたんです。
なので、諦めにはならないように気を配りました。
できたんじゃないでしょうか?
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私が妻帯者じゃなければできなかった芝居かもしれません。
大なり小なり相手のわからない部分ってあると思います。
もう慣れちゃってるのかもしれませんが。
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私、初めての『30GP』でした。
次があるか?ないか?
わからない状態って不安ですねー。
これもいい経験です。
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まだまだ私の知らないことってあるのです。
伸びしろありますねー、私。
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納得の出来でした。
やることはやりました。
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ゲネまで終わると演出の仕事は終わりですねー。
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思いっきり食べました。
マドラスのカレーです。
・・・100円上がってました。
それでも行きますけどね。
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結果、別冊トランスパンダは1回戦で敗退しました。
芝居は勝ち負けではない。
と、思っておりますが、やっぱりちょいガックリ。
まあ、前回観れなかった人にたくさん観てもらって、良かった部分はたくさんあったのですが。
劇的☆ジャンク堂『贋旦』についても書きます。
ワンアイデアの作りです。
普通は30分見せ切るには足りなかったりします。が、オチがしっかりしているのでどんどん足していけるのです。その足してる部分のキレがあって、あるあるというかわかりやすさが共感を呼んだんだと思います。
2つの部屋をシンクロさせたところがキャッチーというか、見て面白い構図でした。
短編芝居作る上での過不足の無さが凄いところだと思います。
面白いなー、勝ち残るのも納得です。
小劇場界では滅多にない再演の機会をいただいて、再度、あの世界観に潜って行けたので、新たな発見がたくさんありました。
これは贅沢な体験でした。
1日でほんとたくさんの感情が溢れてもう複雑な気分ですが、ここに立たないと受け取ることのできないものを受け取れたので、そこが嬉しかったです。
今回の公演、応援していただいた皆様、ほんとありがとうございました。
今年も最初からいいことがありました。