『おはなしえん』GW版終わりました
こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<セーターをしまうぞ! 夏服出すぞ! >ミツルギです。
『おはなしえん GW版』無事終了いたしました。
皆様、ありがとうございました!!!!!
今回の演目は、
朗読 ミツかね堂『テンちゃんのさんぽ』
芝居 超人予備校&友井田亮<新作>『そらとぶバナナ』
です。
中心にはフンボルトペンギンのテンちゃん。
バナナとフラミンゴがあしらわれている上には
リアルなおさるさんです。
左 サバンナモンキー 右 カニクイザル
アフリカのおさるさんと東南アジアのおさるさんなのです。
合間を見て天王寺動物園を散策。
チンパンジーは仮の小屋にいます。
思いっきり目があってしまいました。
前回行けなかった『鳥のセカイ』へ。
これで充電バッチリです。
さて、それでは『おはなしえん』始まり始まり。
パーティションを組立てることから始めました。
昨年のゴールデンウィークにやったのですが、キレイに忘れてました。
なんとかかんとかパーティション立てて、椅子を並べ、一度通してから本番になります。
客入れ中は、私が一人、舞台でこんな感じでお待ちしてます。
他のメンバーは、チラシ配ったり、準備したり、当日パンフを配ったりしてます。
別に面白いことを言うわけではありません。
『おはなしえん』はどんなものかと上演時間を繰り返すだけです。
ここが大事なのでここだけは押さえておきたいです。
あとは何してもいいと思ってます。
前の方はお子様シートです。
お子様はこのカーペットの上に靴を脱いで座ってもらい鑑賞するのです。
今回は子供がそろったために凄い力を発揮したわけですが・・・。
開演少し前に演奏の『バナナンボ』がスタンバイします。
今回使わない曲とかを演奏してくれます。
来るときは少し早く来た方がいいですよ。
彼らが来るとかなりホッとできます。
喋り続けなくてもいいのです。
おっ、珍しい2人ともウクレレですねー。
そして、いよいよ『おはなしえん』が始まります。
まず
ミツかね堂 『テンちゃんのさんぽ』
を
初めの挨拶はいつも通りだったのですが、内容に入ってからがいつもと違いました。
動物の鳴き声が聴こえるシーンがあるのですが、そこでドッカンドッカン受けてるのです。
朗読は幼い子にはついていけないときも多々あるのですが、その辺のことを考えて作った『テンちゃんのさんぽ』ですが、その本来の力を発揮した気がします。
受けるし、コール&レスポンスはもちろんのこと、素直な感想やツッコミ、応援いろいろ込みでずーっと喋っているのです。
いや、ほんと凄い音量なのです。
隣のふくいあかねの声も聞きづらいぐらいです。
声を飛ばしそうになるほど、声を張りました。
それぐらいではないとあの子供達の「圧」に勝てません。
凄いパワーみなぎるスポットになってしまいました。
15:30の回、人数は13:30ほどでは無かったのですが、やはり反応は大きかったです。
過去1元気な子供達でした。
そして、
超人予備校 『そらとぶバナナ』
です。
どうなることだろうと思いました。
朗読よりもツッコミどころがありまくりですから。
案の定、素直な感想、ツッコミ、応援などのオンパレードです。
一言観客に聞くシーンでは、一斉に答えたかと思うとずっと続きました。
次の台詞が言えないぐらいです。
これも意地悪な感じだと嫌になるのですが、受けているのです。
話の中にどっぷり入ってるから言えるツッコミとかがほとんどなので嫌になりません。
やりづらくはありますが・・・。
しかし、これぞ『おはなしえん』なのです。
どこの劇場でも味わえない『おはなしえん』の特徴なのです。
今までも「志村後ろー!!!!!」的なことはありましたし、キャラクター達の間違えを
「違うで〜」
と正されたりしました。
そこで間違えなかったら話が進まないのですが。
舞台にトコトコ上がって来ちゃったときもありました。
芝居を止めずに席に戻すことを心掛けてやってきました。
これだけ喋ってくれるのも楽しんでくれてるんだと思います。
特に
「喋っちゃダメ!!!!!」
とコロナ禍にやたら言われたので、子供達もかなり耐えてたんだと思うと、今の大騒ぎも納得なのです。
大勢で一つのものを観て、楽しむ。
それもワイワイ言いながら。
『おはなしえん』はそれでいいなと思います。
劇場でやる芝居は子供も観ていいのですが、大人しく黙って観なくてはなりません。
それは「大人のルール」で観る芝居だからです。
でも、『おはなしえん』は子供のルールで観る芝居なのです。
『なにわ人形芝居フェステイバル』のとき、紙芝居で福岡リョウジくんが子供達と
「イエーイ!」
と叫んでたのが羨ましかったのです。
でも、私も子供達とノリノリにできました。
あんなに統制された感じじゃないですけどね。
思い思いな感じでしたが。
出てきただけで凄い受けるので、スター気分を味わいました。
「着替えてるー!!!!!」
「ピンクってー!!!!!」
「さっき出てた人ー!!!!!」
こんなに喜んでくれるんだったら、ずっとフラミンゴで出てもいいなと思ったぐらいです。
みんながみんな、私が仕掛けたことを理解できると思ってません。
それでも笑える仕掛けを作るし、テーマに基づいて作ります。
全部伝わらなくてもいいのです。
でも、天王寺動物園の帰り道、お父さんやお母さんと話せるようにいろいろと仕掛けます。
できるだけ長く覚えてもらえたらいいなー。
凄い盛り上がりです。
ドッカンドッカン反応があります。
観る方もやる方もトランス状態に入ったかのようです。
この話、サバンナくんが悪いことして謝らなかったことから始まります。
そして、嘘が嘘を呼ぶようになってしまうのです。
嘘の連鎖です。
サバンナくんの嘘は、フラミンゴへ。
フラミンゴの嘘は、ヨウスコウワニへ。
やがて、その嘘はヨウスコウワニの勘違いになって・・・
ろくでもない嘘がファンタジーへと昇華します。
ここに集った動物達はそれほど目立たない感じです。
あっ、ペンギンは人気者ですよねー。
フラミンゴも目立つかー。
でも、ヨウスコウワニはジッとしてるから長く見る人は少ないかな?
カニクイザルとサバンナモンキーはじっくり見る人は少なそうです。
このお芝居を見て、注意深く見てくれる人が増えたら嬉しいなー。
実際、カニクイザルの前で
「ほら、さっき芝居に出てたカニクイザルやで」
と言ってる人がいました。
嬉しいなー。
山名くんは1月はヘビで今回はワニ。
爬虫類役者として売り出しましょうか?
えっ?踊ってるの?
ワニっていつもじっとしてるのに?
これは観た人だけがわかることにしておきましょう?
歌を子供達と歌いたかったのですが、そんなに知られてないようです。
私は幼い頃、大好きだったのですが。
それでもノリノリで聴いてくれてたみたいです。
大人はチラホラと歌う人もいました。
ありがとうございます!!!!!
送り出しできる幸せ。
コロナ禍を過ぎてわかることですねー。
出演者一同です。
いつもより疲れ気味ですが。
次回は6月30日(日)です。
どうかよろしくー!!!!!
帰りに野間馬の散歩に出会う幸運です。
動物園にはいろんなことがあって、そのうちの一つに『おはなしえん』がなれたら嬉しいです。