『カンポケ社』について③
こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<体調崩しそうな気候ですが、いかがお過ごしですか?>ミツルギです。
『カンポケ社』チケット発売開始|魔人ハンターミツルギ (note.com)
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『カンポケ社』について①|魔人ハンターミツルギ
『カンポケ社』について➁|魔人ハンターミツルギ
今回が最後です。
いや、気が向けば『カンポケ社』については書きますけどね。
本当はそこそこ大きな動物の数え方は「頭」です。
でも、この作品ではオーストラリアの動物は「匹」と自分たちを数えます。
で、ヒツジだけが「頭」で数えてます。
何となく違いをつけてます。
気づいた人少ないでしょうが・・・
オーストラリアの内陸部には大きな砂漠があります。
たぶんカンガルーが超えるのは難しいでしょう。
が、私はこう思います。
きっと『フュリオサ』グループにちゃっかり入って旅しているんじゃないかな?
あの母と妹だったらね。
一番、試行錯誤したシーンです。
悲しいシーンなのですが、それだけでは何か違う気がするのです。
まあ、私も上手く言えませんが。
悲しいより、怒りの方が強めの根津。
おふざけの中に少しマジな母。
辿り着いたのはここでした。
ここで早変わりが入ります。
人間の根津と妹の幸子の電話のシーンが始まります。
30年ぶりの会話なのです。
写真がありませんでした。
ここまで根津がドラマを作ってる以外の情報がありませんでした。
ここで小学5年生で母と妹と別れたことがわかります。
そして、この電話で母が死んだことを知ります。
ショックを受けたときに母がしてくれた童話の話を聞きたくなる。
そんなちょっと変な現実逃避のシーンです。
教えてもらってさらに凹みますが。
この辺でキャラ達を集めなくてはなりません。
クライマックスに加速していきます。
始めはすれ違い。
またもここでカンガルーの根津に会うヒツジ。
ヒツジには悪意がないのが厄介なところです。
でも、ほんとにオーストラリアではヒツジやウシを持ち込んだせいで結構な数の動物が絶滅してますからねー。
いや、ヒツジやウシじゃないですよねー、人間です。
ウォンバットになったさつきを探し回ってたコアラの小森は、ここでカンガルーの根津に出会います。
根津にとって走り周るコアラがウォンバットを探してるのが可笑しくて仕方ありません。
失意の根津は、ワニに断られ、ヒツジと会ってムカムカしてたのですが、漸く上向きになるのです。
ちょっとしたことで心は上向きになったりしますよね?
反対もあるけど。
ウォンバットの巣穴のシーンが3回あります。
このシーンは、それまでと違ってヒツジの鳴き声が細やかに聞こえてきます。
迫りくるヒツジの恐怖が伝わってくるのです。
マイペースの極みのようなタスマニアデビルがやってきます。
やっとウォンバットに会えましたが・・・
そして、エミューが合流します。
徐々に集まり、ストーリーを運んでいたメンバーが一同に会します。
『アベンジャーズ』のような高揚感がありますよね?
ねっ?
ねっ?ねっ?ねっ?ねっ?ねっ?
あるはずなんですが・・・
客席からヒツジが出てきます。
コロナ禍ではできなかった演出だったので、やってみたかったのです。
『木の葉オン・ザ・ヘッド』でも客席を使った演出やりました。
結構好きですねー。
滅多にやりませんけど。
『カンポケ社』版『アベンジャーズ』が『大人戦隊ゴーキュージャー』です。
大人ならではの闘いを目指そうとするのですが・・・
大人って難しいです。
無力な4匹と1羽ですが、希望を伝えることができました。
声を上げることで小さな奇跡を起こすことができました。
大人の第一歩を踏みだしたのかもしれません。
賑やかなシーンの次は一人芝居というか一人語りが2つ続きます。
照明も暗めにしてもらいました。
一つ目は幸子が根津と母の墓参りに行くところです。
根津は出ません。
幸子がほぼ一方的に喋ってるだけなのですが、根津のリアクションが見えるような気がします。
こちらは一人でカンガルーの童話を語ります。
これ初読みから出来上がってました。
「泣きそうなった・・・」
と響さんが言ってたぐらいです。
あの賑やかさからのこのしみじみ感のふり幅が今回の特徴かなーと思います。
エンディングに一直線です。
小森はこの短い時間でままにならないことが目白押しです。
運が悪いというか、勘違いが過ぎるというか、
でも、さつきと出会えました。
たった一つだけ上手く行ったのですが、これが彼にとって大きなことのように思います。
江見野(劇中ではこの名前呼ばれることはありませんが)は、運の悪さを嘆いてばかりでしたが、戻ってきて生きてることを実感します。
カモノハシの影響が大きいのかも。
「運が悪いやつは死んどる。もっと運の悪いやつらは絶滅しとる」
普通に生きてる。
それだけで運がいいのかもしれません。
根津は新たなアイデアを書き上げてプレゼンに行きます。
が、弱気の虫が心の中を這いまわります。
やってくるのは、母カンガルーと妹カンガルー。
根津を励まし、背中を押してくれる。
誰かが認めてくれて、誰かが背中を押してくれたら嬉しいですよね?
それだけのことでまた走り出せるのです。
さらに根津の応援に『ポケット戦隊ゴーシュージャー』が。
母と妹は二役です。
たぶん、この世の中で唯一のファンである根津はテンションMAXに。
ついに根津は『ポケット戦隊ゴーシュージャー』の一員に。
5匹でも強いのです。
6匹ならもっと強いはずです。
今の戦隊物も途中でメンバー増えますしねー。
本編はここまでです。
そして、私の拙い呼び出しでキャストが揃います。
そして、いつものが始まります。
ダンスです。
いつの間にかウチの定番になってます。
シルエットカッコいいですねー!!!!!
明るくなるとなんだかなーな動物達です。
面白いですねー。
この写真見ると田口さんが間違えてるように見えますが、気のせいです。
田口さんに間違いはありません。
コアラ2匹のこの表情に癒されてください。
私の頭のワニが無いように見えるのは気のせいです。
心込めて躍らせてもらいました。
3年半ぶりなので、皆さんが応援してくれた面あると思います。
ほんと助けてもらいました。
なんだか同窓会に近い雰囲気のときもありました。
初めて観ていただいた皆さん、どうでした?
楽しんでいただけましたか?
これからも仲良くしてください。
ほんと前作『ヤドカリン』のとき、
「これが最後の長編なるかもしれない」
と思ってました。
思い残すことのないようにしようとしてました。
が、思いが残ってました。
早く長編がやりたかったです。
溜まった分、ドバーッと出た気がします。
あと母が死んで、一発目の長編だったのでこうなったのかなー?
と思います。
早くやりたかったけど、今だからできた作品でした。
『カンポケ社』、覚えていてくださいね。