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【異国の地でALONE】大人はどうやって友達を作るの?
フランスに来て、早くも半年が経過。
が、私には、お友達と呼べる人がいないのです!
お知り合いは、ありがたいことに何人かいますが、夫を通して知り合った方々ばかり。何回か彼女たちとお会いする機会はあっても、「じゃあ、我々はもうお友達ですね」と言えるような関係にはなっていない気がします。
どうすれば、友達と呼べるようになるのでしょう。
恋愛だと「これで3回目のデートだから、そろそろ付き合おうってなるのかな」と回数で位置関係が予想できたりしますよね。
子供の頃は、近所に住んでいただけで、同じクラスにいただけで、みんなを友達と呼べました。
しかし、大人になってからの友達作りは、とても難しいのです!
大人は、話が合わないとか、一緒にいても面白くないとかいう理由で、相手を選ぶようになってしまうからでしょう。
恋愛もそうですが、大人になればなるほど、相手に求める条件が多くなってしまいます。
例え、いろんな条件をクリアして仲良くしていても、私が一方的に相手をお友達だと思っているだけで、あちらは私のことを、友達だなんて思っていない可能性もあります。
私は学生の頃、新しい出会いにもっと積極的だったと思います。人が多く集まる場所や、知らない人たちがいる場所にも躊躇せず飛び込んでいけました。
でもだんだんお尻が重くなって、そんな場所にも行かなくなってしまった…。
知らない人と一緒にいると、緊張するし、沈黙に耐えきれず、たくさん喋ってしまうんです。
そして、「何であんな馬鹿な事言ったんだよぉ」と後で後悔してしまう。
気を張ったり、いろいろ話しては後悔することに、とても疲れ、自ら新しい出会いを求めに行かなくなりました。
でも、フランスに来てしまったら、そうはいきません。自分から人と関わっていかなければ、孤独なまま。
友達ができなければ、きっと夫がとても心配すると思います。
だから私は、自分を変えることを決意。そして、「友達作ったるわぃ!」と意気込んでいました!
今いる知り合いを対象に、ランチやお茶会を企画したり、誘われた会には、気が進まなくても絶対に行くようにしました。
彼の家族にも、「知り合いで、日本好きとか、日本語を習いたい人がいたら、紹介してほしい」とお願いもしました。
この半年間、いろんな人たちと適度に距離をとりながら、我ながら、仲良くできていたと思います。
でも、「こんな風に努力しても、やっぱり友達にはなれないんだ」と思わされる出来事があったんです。
知り合いグループの女性の一人が、私が企画したランチ会をあまり快く思っておらず、彼女から一方的にお叱りを受けてしまいました。
彼女とのわだかまり、私は解消されたと思っています。
が、それ以来、もう友達作りに躍起になるのは止めました。頑張りすぎても、こうやって誰かを不快にさせてしまうなら、意味がないじゃないですか。
気張らず、成り行きに任せて、自然に友達ができるのを待ってみよう。
うーん、でも…。
そうは言っても、欲を言えば…。
思いつくままに言葉を口に出して、くだらない話をしながら大笑いできる友達が欲しい。
「今日の午後暇だから、どっか行こう」と、突然でも、気兼ねなく誘える友達が欲しい。
流行りとか気にせず、あんまり有名じゃないけど好きな曲だけを歌い合える、友達が欲しい。
そんな思いが、頭をグルグル…。
解決策として、しばらく「Over The Sun」というPodcast番組を聞いて、女子会をしているような気分を味わうことにしました。
ある日のエピソードで、スーさんが、「勝ちはせんけど、負けへんで❗️」とおっしゃっていて、この言葉にとても勇気づけられました。
私を非難してきた女性といざこざがあった時も、まず始めに、「自分に悪いところもあったかもしれない」と、この時の出来事を、できるだけ客観的に思い返してみました。彼女の主張も、間違ってはいないと思ったので。
しかし、彼女が私にしたような批判をされる筋合いは、まるでなかったと思います。
私は、彼女が感情に任せて、言いすぎてしまったことを知っていました。恐らく、彼女も、自分が言いすぎていることをわかっていたと思います。
でも、こちらから謝ることにしました。
新天地で、波風を立てるようなことはしたくないし、私が折れることが、彼女とのわだかまりを解消する近道だと思ったからです。せっかくここまで繋いできた人の輪を、ズタズタにしたくない。
そのためなら、「この人との闘いに勝てなくたって、全然いいや」と思えました。
思い通りに行かないことも、もちろんある。でも、そんなことでヘタれて、どーすんの!そんな時こそ「負けへんで」と足を踏ん張りなさい!
親しい友達がそう言いながら、バシっと背中をたたいてくれた気がしました。それで、なんだか心も軽くなりました。
時間を要すとは思いますが、いつか、友達と呼べる人が一人でも見つかれば、いいな。
なぜかはわからないけど、あんまり親しい人たちには相談できなくて、でも感情を吐き出すところが欲しかったので、noteという表現できる場所があってよかったと思います。
季節の変わり目、皆様どうぞご自愛ください。