嫉妬妄想にいたずらされる私

私には約8年連れ添うパートナーがいる。
もうすぐ結婚予定だが、天から下ってきたような試練が襲いかかってきた。


最近彼は、スキンシップが平坦。寂しい。彼が車の運転中、「そういえば結婚する女性のLINEで、下の名前を使っている人多いね。」と話していたが、職場の女性と連絡取っているのか?と私の中で不安の疑念を生じた。
「職場の女性と連絡取っているの?」と恐る恐る聞くと、「出張に出かけるときとかに、行きます。っていう連絡ぐらいは取るよ」と怒りを交えた声で話していた。そして、私に詰められて頭にきたのか、エンジン音を激しく立て、スピード運転をし始めた。
「やめて!やめて!スピード運転、捕まるから本当にやめて!」と私が彼に謝り、彼をなだめた。
ここでの出来事に違和感を感じた私は、次の行動に出た。

彼が入浴しているときに、寝室に置きっぱなしの彼のスマホを「もう、どうにでもなれ!」という思いで、私が覗いた。パスワードを解除し、ラインを開くと何人かの女性とやり取りしているものが見えた。トーク画面を開くと、具体的な会話のやり取りは覚えていないが、仕事内容とは関係のない、用もないような他愛もないLINEの内容で、私は激しい絶望と落胆に襲われて、陥った。
風呂から出た彼が、「あぁ〜〜!!」と発狂し、私から携帯を取り上げて、「別れたいのか?!」と怒鳴り散らし、カーテンを引っ張りあげたり、布団を叩き上げたり、物にぶつけて暴れまわった。

私はそのとき、悪いことをした気持ちには一切ならなかった。私も泣き出し、「なんでこんな不信感を感じさせるようなことをするのか」と彼を責めたてた。
泣きじゃくる私に、暴れまわった彼は一度平静を装って、「一旦落ち着いて話し合おう」と、以下のテーマに沿って話し合ってくれた。
・私と彼との愛情表現
・彼の職場環境について
・彼の連絡取っていた職場の人との関係について

愛情表現については、私と彼との間で安心しきっていたこと、「男だから安心するとそれに慣れてしまう、だからその対応だったことはごめんなさい」と謝ってくれた。

彼の職場環境については、同期同士が仲良しなのが当然、そして会社がそうするように強いられること、そしてディズニーやお泊り旅行の行事も当然のように行われていること。だが彼は、「パートナーと過ごすから」と言って行事には断ってくれていること。彼なりの線引き立ててくれることにホッとした気持ちになれた。

そして、彼の職場の同期との連絡のやり取りについてだが、これは避けられないことだという。 
彼も困惑した顔でこのように私に伝えてきた。
「これ以上避けるような態度を取ると、職場で本当に孤立した状態になってしまう。今でさえも俺が職場の同期の行事に参加していないのが浮き立ち、職場の人間と関われなくなる。」と切羽詰まっていそうな表情を浮かべた。

そして、話し合いは終わって、彼の同期のやり取りは削除して、このあとも、私の嫉妬妄想を起こして、ヒステリックも互いに起こした。そして、私が実家に2週間療養して、彼も冷却期間を取り持つことになった。心療内科の先生に「あなたは入院間際です」と言われたけど何とか持ちこたえて、彼と暮らす自宅に戻ることができた。

その後、彼はスマホを置きっぱなしにせず、形見のように彼がスマホを管理し、入浴しているときも彼がスマホを持つようにして、私には姿を見せないようにしてくれている。

私は未だにそわそわした気持ちや、嫉妬妄想が私をいたずらしてきて、「あの女性たちは彼を狙っているのではないか?」と不安を募らせにくるが、
寝る前に彼とのスキンシップや、私とのLINEのやりとりで「大丈夫だよ。誰も狙ってないよ」の言葉をかけてくれたり、それ以外にも、私のことを気にかけてくれている素振りを意識してくれるようになってから、ようやく私の気持ちの波が平穏を取り戻してきている。

そして、2024年には「妊活をする!」という新たな目標を掲げてから、目標に向かってこうしなければいけないという心持ちになっているからか、些細なことが気にならなくなってきたように思える。 

嫉妬妄想にいたずらされることはこれからもあると思うけど、彼の愛情を素直に受け取って、彼のことを信頼を寄せて、私が私を守って安心して生活を送り続けていきたいと思う。

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