固定比率での株式交換という手段の妥当性

https://twitter.com/yonn4daime/status/1517438519500697603

近海汽船から四代目さんへの回答の中で「事業ポートフォリオ」という単語が出てくるが、その単語を拝借すれば、近海汽船と川崎汽船では「事業ポートフォリオ」が大きく異なる。

したがって、諸々の経済条件の変化に対する業績や株価の感応度は両社で全く異なっている。
(例えばコロナウイルスの流行度に対する業績の感応度は、両社で正負の符号が逆ある。)

にもかかわらず株式交換という形で両社の株価を固定比率でリンクさせる事には合理性が無い。
交換比率算定日から実際に交換がなされる日までの間にも、世界の情勢は刻一刻と変化している。

事業ポートフォリオや各種経済条件への感応度がほぼ同じであるような企業を買収する際には、むしろ現金対価よりも株式交換(公正な比率が前提であることは言うまでもない)が合理的となるだろうが、近海汽船と川崎汽船ではここ2年ほどの異常な社会情勢も相まって、それが当てはまらないケースである事は明らか。

川崎汽船側の財務事情等により現金対価が不可能であるとしても、変動制株式交換比率方式が望ましい。

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あの回答内容にひとつひとつツッコんであげるのも、世直しとはいえ大変な作業だろうな…

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