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「男性の家事育児参加を増やすにはどうすればいいですか?」

お久しぶり、えいこです。

本日の議題はコレ。

「男性の家事育児参加を増やすにはどうすればいいですか?」

です。


そもそもこの質問を投げかけられたのは、昨年、旦那と二人で男性育休取得イベントに二回ほど登壇させてもらったときでして。

イベントはそれぞれ主催者も目的も全く異なるイベントだったが、テーマは「男性育休取得者(とその妻)にお話しを聞こう!」的な内容でした。

↓イベント直後の感想はこちら

で、まぁブログには↑まとめたんですが、イベント終了後の反省会を旦那としていて、二回のイベントに共通してしっかりと自分なりの答えで答えられなかった質問がありました。


「で、結局男性の家事育児参加を増やすにはどうすればいいですか?」


人事の方からは

「男性育休取得率を増やすためにはどうすればいいですか?」


といった質問でした。

これがその時はうまく返せなかったー…。

で最近、お友達とメッセージをやりとりして、なんとなく自分なりの答えが見つかった気がするのでここにしたためようと思う!


「男性の家事育児参加を増やすためにはどうすればいいですか?」

に対して言いたいことが2つあります。


①人間は思考が変わって行動するのか、行動するから思考が変わるのか

②家庭で家事育児責任を期待されない男性の構図は、会社でアウトプットを期待されない女性と同じ




さて、ひとつづつ書きます。

人間は思考が変わって行動するのか、行動するから思考が変わるのか

そもそも、人間ってのは思考が変わるのが先なんでしょうか?

それとも行動が変わるのが先なんでしょうか?


色んな書籍でも書かれていますが、(私もどっかの本で読んだけどタイトルが思い出せない…行動経済学系の本だったかなと)

個人的には行動が変わり→思考が変わると思ってます。

例えば今回のケースで言うと、

旦那さんの家事育児参加を増やしたい≒旦那さんのマインドを「家事育児責任に主体的である」ように変える

っていうのが先。

旦那さんを真っ暗い部屋に閉じ込め、頭には謎のヘッドギアを被せ、あなたは言います。

「あなたはここから出られません。いいですか?

考えを改めない限りこの部屋からは出られないのです。

さぁ復唱しましょう。『家事育児は僕の仕事です』さぁ!!」



怖い!怖いよ…!!( ;∀;)

まぁここまでいかないにしても、マインドを先に変えるというのはリーダーシップ研修をさんざん受けさせておいて、実際の業務ではリーダーのポジションを与えない職場みたいなもの(おやおや急に毒を吐き出しましたよ)

そんなんでリーダーシップがないと言われても…話に聞いただけだし、みたいな。


つまり『リーダーシップを身に着けさせたい』ならばその人をリーダーにするべし

家事育児責任を持ってもらいたいならば、家事育児を(半ば強制的に)やってもらうしかないのかな、と思います。


「とはいえ…あんなトンチンカンなやつに子供なんか任せられない…」

「いやいや絶対料理とか無理でしょ」

という声が聞こえてきそうです。

そうですね、前例が無いから(逆の意味で前例があるから)信頼が無いのかもしれません。



そこでもう一つ

家庭で家事育児責任を期待されない男性の構図は、会社でアウトプットを期待されない女性と同じ


これですよ…私このことに気づいて、稀代の発明家、いや哲学者になれるかもしれないと本気で思った(何)

いやいやすごく当たり前のことなんですけど、意外とこの辺が腹落ちしてない人が多いのかなと。


例えば働きながら家事も育児もやっているワーママ。

時短勤務、子供の急な発熱で突然の半休や年休。できれば在宅勤務希望。

打合せも16時まで、残業不可etc

そんな背景だと、自分も経験がありますが、なんとなーく傍流へ流されて行ってる感を感じませんか?(そうじゃない会社の人がいたら、それはそれでいいですね)

責任ある仕事を任されなくなった

重要な会議に呼ばれなくなった

昇格試験を先送りされた

これって決して「本人の意識が低い、昇格する意欲がない」ということだけじゃないと思うんですよ。よくこの意見ばかりピックアップされますけどね!腹立つ!

確かに自分自身も『そこまで仕事にコミットできるのかな…』と及び腰になることもある。

だけど周りの人も『ここまで任せて大丈夫かな…また急に仕事を抜けられると困るなぁ。ちゃんとうちのやり方に合わせてくれる人にこの仕事は任せよう』という意識もありますよ。

(いやあるんだよ、当事者が言ってるんだから「そんなことない!」とかいう意見はいらん)



自分自身も自分に期待していないし、周囲からも期待されていないという状況は共感できる人もいるんじゃないでしょうか。


期待されない→行動に移せない→成果が出せない→期待されない…の負のループなのです。


これです。

これなのです。


まさしくこのモヤモヤしたもどかしい気持ち、

『チャンスさえあればわたしだってやってやるわよ!』的な気持ち、

これが「家事育児責任を主体的にやってよね」と言われている男性の構図と全く同じなのです。


日々の行動の端々に、『あの人に子供は(家事は)任せられない』ということが多々あるでしょう。

残業や飲み会、こっちは保育園のお迎えから料理の段取りまでフルスロットルで考えてるのになんであいつは帰ってから「晩御飯なに?」なんだよ等

現在家事育児責任を主で担っている(言い方が悪いけど簡単に『女性』とさせてもらいます)方が相手に対して期待をしていない、

本人も自分自身にガッツリと家事育児にかかわる自信が無いのかもしれません。

もしくはなんとなく相手の責任だと思っているのかもしれません。


これは会社で言うところの

『あの人はお子さんが小さいからね…急に帰ることもあるし、この仕事はできないだろう』

『わたしは急に休みを取ったり、時短勤務をしているから、メインストリームの仕事はできないと思う』

などと同じ構図だと思いませんか?


パートナーと私は一緒なのだと、同じ悩みや苦しみの中で生きている、戦友なのだと思います。


なので「旦那さんが家事育児に主体的じゃなくてー…」という人はタスクをごそっと任せてみましょうという提案。

別に○○のトリセツ的な話を言っているわけでもなく、『夫を育てましょう♪』みたいなことを言っているわけでもなく、優しくしろと言っているわけでもないです。
できない。私自身全くできてない(笑)←(笑)じゃないよと旦那からツッコまれそうだな(笑)

会社のOJTと同じで、任せつつ見守る昨日できなかった料理や家事育児を明日から急に完璧にやれと言っても無理です。(そりゃそうだ)

それは旦那さんの年収より低いあなた(仮にね)に来月の給料は旦那並みに稼いでねと言われているようなもの…いやー無理でしょ。

自分がされて嫌なことは相手にもしたくないよねーって話です。



とはいえ任せてみて、『いやーやっぱコイツには無理だわwww』となったら止めればいいのです。

意外と自分のやり方に固執しているだけで、実はもっと簡単な方法もあるかもしれないし。プロセスを踏襲させたいのか、ゴールを達成したいのか、この辺の見極めも大事かなと思います。

例えば週2日は晩御飯とお迎えを旦那に任せると決めた場合、晩御飯は手作りで・必ずお迎えから帰って30分以内にできて・栄養満点でetcを料理をほとんどしたことが無い人にとっては厳しいかなと思います。


だったらお惣菜を買って帰る、前の日に作っておく、冷食でもOK等々、手段は旦那さんに選んでもらえばいいし、自分の中で料理に対する優先順位を決めて段階的に達成するのもアリだと思います。(まずは栄養素とか)


自戒も込めて書きますが、任せたからには手段に口出ししない。

相談には乗るけど、基本的に本人が決める、です。


あれやこれやと細々と言いたくなる気持ちはすんごい分かるんですが、共通のゴールを設定し後は本人に任せるというスタイルが一番生産性が上がるよね。会社でいうところのマイクロマネージャーはいかんぞという話。



『いやーwwwそんなんも無理wwwまず会話にならんwww』

となったらお別れも視野に入れようそうしよう。その方がお互いのメンタルが健全だ。会社で言うところの転職でしょうと私は思っています。



以上、家事・育児に主体性を持ってほしいと思っているママへ、私の(あくまで私の!)意見でした。


追記
写真は2歳の息子。もはや制御不能の領域まで進化。ノンストップで走り続けている(物理的に)







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