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【給与明細公開】平均的会社員が独立して月収100万円を達成した給与明細と税金と生活の変化について【キャリア】

こんばんわ、まじこじまです。

前回まで、給与交渉・転職・独立と奮闘してきた実体験と気づきについて投稿してきました。

今回は全5回のうちの最終回で、収入UPを実現してみて振り返る「お金」の話になります。記事の最後に明細を公開していますが、これは本当に画像を見せるだけなので、購入せずとも記事を読んでいただければお金にまつわる変化というのは分かっていただける作りになっています。

では本題に。

世間の「高収入」の基準ってどのくらいでしょうか?
皆さんは年収いくらからが高給取りだと思いますか?


【高収入】の基準はいくらから?

前回までの投稿で、給与交渉失敗・転職の荒波に揉まれ独立、5カ月間での月収100万円到達…までの道のりを公開してきました。

どのように達成したか?やキャリアアップへのヒントになりそうな体験談は前回までで書ききったので、今回の記事は一つの区切りとなる月収100万円へ到達してみての、「お金にまつわるハナシ」について書いていきます。

働けど働けど暮らしは豊かにならず。

冒頭でも質問しましたが
皆さんはいくらからが高給取りだと思いますか?

自分が平均より貰っているかどうかとか、
将来お金に困らないかどうか。
結婚や出産などのライフイベントが控えているとより大変。
お金の話ってやっぱり気になりますよね。

僕は個人のキャリアアップや転職市場の動向は常に情報収集しているので、色んな媒体、色んな視点で綴られた情報を日々目にしています。

収入の統計というのは厚生労働省や人材会社の大手企業が公開しているので、自分が「平均」や「中央値」と比べてどうか?というのはこういったサイトを見ると一発で知ることができます。

最近は求職者の知りたい情報のニーズも細かくなっているので、東京都と地方を一緒くたにされても意味がない、とかいう役に立たないデータではなく年齢別などの細かい調査結果も公開されています。

ちなみに、上記タレントスクエア様のページから引用すると

●30代で独身1人暮らしの場合:理想の年収は500万円以上
●30代で結婚して子どもが1人いる場合:理想の年収は900万円以上

だそうです。これに対して実際はというと

●30代の男性の平均年収は453万円
●30代の女性の平均年収は361万円

厳しい現実ですよね。
実際問題、僕も会社勤めをしていた最後の年の年収が630万円(35歳)でしたから、東京都内ということを前提にしても平均より少し上くらい。
しかし、生活が豊かだったかというと決してそうではありません。

手取り約30万円(賞与は別)だとして大体の支出がこのくらい

・家賃  10万4千円
・光熱費 1万5千円
・通信費 1万円
・食費  7万円
・交際費 3万円
・雑費  2万円

上記合計で24.5万円。この他固定で医療保険を月5千円とか、テレビがないのにNHKに毎月1千円とか、Youtube premiumに。。。みたいな感じで引いていくと

ん?なんか自由に使えるお金が全然残ってないぞ?となります。
もちろん、生活に不自由がないというだけでも贅沢なことなのかも。
ただ、都内の東証プライム市場に上場、従業員数1万人を超える大企業で、そのなかでも働き盛りの30代としてそれなりに会社の中では貰っている方

のつもりなんだけど、せいぜい月に3万円から5万円くらいしか手元に残らない中で、「最近の若者は車や時計を買うのに興味がなくなった」とかニュースで言われても

「はあ、そりゃそうですよ。バブルを経験できた人はいいですねぇ」

と世を恨む感情しか出てこないわけです。

閉塞感、不安感。老後の2000万円とかどうやって貯めるねん!

そして、僕が収入にまつわる情報収集をしているとよく目にするのが婚活系の話題です。

結婚を意識するとさらに収入のハードルが高くなる

ここ数年、男性VS女性の対立を煽るような風潮が強くなっていて、あまり良い傾向ではないと感じています。なんだか一部のフェミニストVSアンチフェミニストの戦いが目立ってしまっているのですが、世の中には普通に結婚をして、家庭を持って暮らしを育んでいきたいという考えの方のほうが多数派なのに、声高に叫ばれるヘイトスピーチのおかげで男性も女性も等しく自意識が肥大化してしまったり、つい求める条件が現実とかけ離れてしまう現象が起きているのではないかと思っています。

そんな中、こちらのチャンネルは結婚相談所のリアルな声として、事実(統計)に基づいて「普通」と思っている感覚が達成困難であるという現実を紹介しているのですが…

そもそも30代で年収600万円以上の時点で日本の上位20%にはいる。
年収1000万円超だと日本の5.4%にはいります。

これじゃ、みんな結婚しないし子供は贅沢品と言われますよね。
冒頭に挙げた、夫婦で子供1人の場合理想の年収は900万円。
年収1000万円の旦那1人で家族を支えるなら殆ど余裕はありません。
どちらかが仕事を辞めた瞬間に窮地に陥るレベルです。

共働きでなく世帯年収900万円を達成するのは上位5%にしかできない困難な道ですし、一方で育児をしながらの会社勤めというのは身近にやっている友人が増えてきていますが、本当にしんどいと思います。

月収100万円(年収1200万円)の生活ってどう?

思ってたより…

そんな未来に対する絶望感もあって僕は足掻きに足掻きまくって、月100万円の報酬をいただく生活に辿り着いたわけですが、最初に思ったことは

税金と保険料高すぎ。


でしたね。それ以外の感想が出てこなくて😢
達成感はあったのですが

「稼げば稼ぐほど吸い上げられる」

日本の所得税・住民税と社会保険料のシステムの厳しさを実感しました。

こちらのサイトの表が分かり易いですね。自分の年収に照らし合わせて控除された後の手取り額・率が表示されています。

僕の場合は手取り率が72%=28%が所得税・住民税・社会保険料で引かれるわけですが、日本には消費税が10%ありますから、実際には38%取られているんですよね。

しかし、別にたくさん納税したからといって受けられる行政サービスに違いが出るわけではありません。ゴミ収集に早く来てくれるとか、役所に行くと手続きの優先レーンがあるとかそんなことは無い。

損した感があるのは否めないですね。

くらしの変化

じゃあ、生活の変化はというと、これは劇的には変わらないけれど、確実にストレスが減りました。

僕は読書も趣味の1つなのですが、『億男』という小説の中で、突然宝くじで大金を手にした主人公が物欲と無縁の暮らしをしていたところ、何にお金を使ったらいいか戸惑うというシーンがあります。

結局、宝くじで3億円を当てた主人公がその日にやったことは

「いつも飲みたいと思っていたけど我慢していた、ちょっと美味しそうな牛乳に手を伸ばしたこと」

だったんですね。
僕の変化もこれに似ています。

年収630万円サラリーマンだった時代の僕は

夜中にコンビニに行ってスイーツを買うとき
松屋で夜ご飯に牛めしを頼むときに「豚汁変更」の券を追加で買うとき
大好きな映画を観に行く時に「IMAX」のシアターのチケットを買うとき

独身貴族なのでこれが「できない」とまでは言いませんが
ちょっとした追加料金を払うときに必ず「罪悪感」を感じていたんです。

こういう「プチ贅沢をした時に感じるストレス」が消えたというのが変化。

あとは、ネット上に転がる収入にまつわるニュースを見て感じるネガティブへの防御力が上がったことかな。
(男性と女性の「奢る奢らない論争」とか、そういうのを見ても不安や苛立ちを覚えて心が乱されることが少なくなった)

それ以外は、はっきり言ってあまり変わらない生活を送っています。
どちらかというと、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさこそが稼ぐことによってもたらされる最大のメリットなのかもしれません。

もちろん、少しばかり口座の残高に余裕はできるし、
行こうと思えば旅行に行くお金もあるけど、
そのお金は自己実現のために貯めておくお金。
(事業の拡大+海外移住)

年収1200万円は、日本の上位5%に入るみたいですが
なんだかサラリーマンの時に思い描いていたような豊かさではない。
ビジネスクラスで旅行に行くとか、年末年始をハワイで過ごすとかは月100万円稼いでいてもやる気が起きないみたいです。

僕が20代の頃に思い描いていた「年収1000万円越えの人」というのは、30代でもイケイケのスーツを着て、BMWとかに乗ってエルメスのバーキンを奥さんにプレゼントするような感じのイメージなのですが、現実の年収1000万越えは

以前と変わらず松屋でうまトマハンバーグを食べることを1日の楽しみとして、車も持たずに電車で週末にちょっと遠くのスーパー銭湯に行ってちょっとマッサージを受けるくらいの生活を続けています。

専業主婦の奥さんを迎えて、子供を持つくらいならできそうですが、そうすると途端に生活の不安が再燃するくらいの水準
やりたいことを実現するためにはまだまだ積み上げなければいけないものがある

とりあえず自分の幸福ももう少し時間をかけて追及していきますが、心の安寧をもたらすことができる【キャリアアップ】というのは自分が世の中の苦しむたくさんの人に提供したいと真摯に思います。

給与明細公開(ここから有料エリア)

さて、予告していた給与明細の画像UPについて。
正直、大したものではありません。これを公開するのは、僕自身がこれから行っていく情報発信やココナラ等で販売する転職相談・コーチングや各種研修などのサービスをお客様に手に取っていただく…となった時に

そもそもあんた、本当に稼いでる人なの?

という疑惑に対してエビデンスを示し、信頼して頂くことが目的です。
なぜそれが必要なのかというと

インターネットの世界は詐欺師やチンピラの百鬼夜行であるから。

最近はTTP(徹底的にパクる)というスタイルが流行していることもあり、僕自身優れたものを真似することは悪いことではないと感じていますが、実態のない情報発信者が多くて、それだと徐々にSNS自体がオワコン化していってしまうという危機感を感じてもいます。

(コタツ記事が氾濫して廃れていったブログ界隈を僕は見てきています)

なので、給与明細を公開するというのは今後の自分の活動のため…なわけですが、とはいえデリケートなものを公開するわけですし、際限なく拡散されてもなぁ…という理由から100円で公開することにしました。
※給与明細というのは企業秘密に関わるものでもあるので、一部マスキング処理を施しています。


でもまぁ、、、みんな見たいでしょ?興味本位でも。。
そんなわけで、ただ数字が載っているだけなもので強くお勧めはしませんが、ご興味のある方は購入いただければ幸いです。

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