洗濯物を1カ月手洗いする【不自由な生活】で得られたこと(セブ留学②)
みなさんこんにちは、まじこじまです。
今日は前回に引き続き
語学留学で得られた語学以外の5つのValueのうち
2つ目についてお伝えしていきます。
前回の投稿はこちら
初回(全体感)はこちら
不自由な生活から得られたもの
みなさんは今の日本の暮らしは「豊か」であると感じていますか?
こんな書き出しだと、
どうせ発展途上国に比べたら贅沢だって言うんでしょ。
そんな声が聞こえてきそうですが、いやいや
僕はやっぱり日本の暮らしはあまり豊かではないと感じています。
結論から言って、今回のテーマである
「洗濯物を1カ月手洗いする生活から得られたもの」というのは
不自由や不衛生への忍耐力…ではなくて
①自己統制力
②適応力
この2つです。そして、日々の不自由に思える生活を少しずつ洗練させていくということを通じて習慣を見直し、自分をも洗練されたデザインしていくということ。
詳しく話していきますね。
フィリピンの洗濯事情について
先に結論を言っておくと
得られたValueというのは、【自己統制力と環境適応力】です。
普段便利に使っているサービスが利用できないということは、
それをどうにかするための「習慣」を新たに捻出しなければならない。
洗濯機というのは、きれいな衣類を提供する商品というよりは
私たちに「時間」を提供することがメインになりつつある商品です。
洗って干してを自分の手でやれば、
10万円もするドラム式の洗濯機を買わなくてすむ。
でも洗濯乾燥機を使えば、
衣類を入れる時間と畳む時間だけで良くなります。
もちろん、日本での暮らしは
洗濯機がどこの家庭にも普及していて
乾燥機も近所のコインランドリーに行けば10分100円で使えます。
対してフィリピンの暮らしはというと
電気の供給が非常に不安定で高額なことから
洗濯機を一般家庭が持っていることは少ない
通っていた語学学校の寮にすら洗濯機がないので、
寮の洗濯サービスは洗濯夫が手洗いをして干してくれるというもの
フィリピンの男性の働き口として洗濯夫はメチャ多いです。
抵抗がある女性は多いので、自分で下着だけでも手洗いするか、
街中にある「ランドリー屋」に持ち込むという方法を取る人が多い。
これはコインランドリー×クリーニング屋みたいなもので
受付で洗濯物を渡すと「〇日後に取りに来て」と言われて
スタッフは順番に洗濯乾燥機にそれをぶち込むというもの。
ちなみに、洗濯屋は混みあうとかなりテキトーで
言われた通り4日後に洗濯物を取りに行ったら
「ゴメン、まだ洗濯機に入れてすらないよ」
と言われて絶望した思い出が。
その中、海で泳いだ水着も入ってたんだけど…
4日もビニール袋の中で放置されてたの…?
とにかく、こんな洗濯事情なので僕は外部寮だったこともあり
「留学期間中全部自分でやるしかない」と認識しました。
毎週水曜日と日曜日の夜は衣類を手洗いするという
新たなルーティンが僕の学生生活に加わりました。
【洗う】行為を通じて得られること
LIONが昔CMをやっていましたが、私たちは毎日、色んなものを洗います。
朝起きて顔を洗う。
食事をして食器を洗う。
外から帰ってきて手を洗う。
お風呂で体を洗う。髪を洗う。
来ていた服を洗う。
ときどき、自分の愛車を洗いにいったりする。
LIONに居たころ、消費者行動研究の結果で
「食器洗い」が一番ストレスを感じやすいという話を聞きましたが
これは衣類を洗うのが洗濯機に入れるだけだからでしょう。
服を洗うのは本来重労働であることを痛感しました。
洗面台に水を溜め、液体洗剤を溶かして服を揉み洗いする。
洗った服を絞って、バスタオルに巻いて脱水する。
この時点で腕はパンパンに乳酸が溜まり、握力が限界。
部屋干しになるので、扇風機を回しながら寝る。
最初のうちは、朝起きても全然乾かずに苦労。
タオルに巻いて絞るという脱水方法は、
現地で困窮して調べて習得した生活の知恵です。
全ての工程に1時間くらいはかかるが、
後回しにはできないのでルーティンに組み込む必要がある。
得られるものは自己統制力と適応力
日々当たり前だと思っていることを、当たり前にやってもらえなくなった時に、どう自分の力で打開するか?というのは非常に大きな学びです。
どうやって洗えば匂わなくなるか
完全に乾くにはどのくらいの時間が必要か
どの服を何日目に着るか
これらを突き詰めていくことが、時間の短縮やパフォーマンスの向上に繋がるわけで、今まで「洗濯」という「何も考えなくて良かった」ことについて工程1つ1つを見直し、効率化を図っていくことを考えなければならない。
そんなことを考えてどうするんだと思う人もいるかもしれませんが、
これは日常生活を送るだけでPDCAサイクルを回す練習になるということ。
ちょっと前の投稿で映画キングスマンのお話をしましたが、出来る人間というのは日々の生活の所作についても少しずつ洗練させていくもの。
小さなことでも、日々の生活の一部として組み込まれていることでも
自分の「習慣」1つ1つを見直して、洗練させていこう
そんなことを考えさせられたセブ島での【不自由な生活】でした。
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