けーいちくんの家に行った話
保育園の年長組だったかな。
はじめて隣の地区のけーいちくんの家に一人で行ったんだ。
やっと乗れるようになった補助輪を外した自転車に乗って。
休みの日の日中だったかとおもう。
何して遊んだかは忘れたけども一人で行って帰ってこれたことがなんか嬉しかったような覚えはある。
次の登園日。
担任の田中先生がお昼寝の前のお話の時にみんなの前でこういった。
「昨日、せんせいが望遠鏡で景色を見ていたら、まじかなくんがけーいちくんの家に自転車に乗っていくのがみえました。」
「きちんと横断歩道のまえで止まって車に気をつけて行くのが見えましたよ!」
そのときは、せんせい僕のことを見ていてくれたんだなー!と思った。
今考えたら、きっと母親が一人で出かけた自分のあとを心配してつけて来てくれたんだろうなと思う。
それを園との連絡帳に書いてくれたのかなぁと思う。
ま、確かめようのないことなんだけどね!