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『三河モメン伝来』

あらすじ

いなーきーは「布の地産地消をいたしましょう」を標語に木綿の栽培やいつ紡ぎのワークショップをしている。今日は〇〇小学校の4年生に糸紡ぎを教えている。
その中の話に「ふたつの三河の繊維はじめて物語」が挿入される。
ひとつは西暦七九九年の日本に木綿が伝来したこと。
もう一つは明治一〇年に機械化紡績の先駆けになったガラ紡が始まった岡崎市滝町のガラ紡工場の一日。
糸紡ぎ体験をしながら児童たちは日本の繊維産業tの歴史を知り、布の地産地消の大切さを知ってゆく。



登場人物
いなーきー 
児童4人~7人

塩(藻塩)を焼きする漁師家族
 クウ太郎
 オキン
 サメ太
庄屋
唐人
崑崙人

お伊勢
星子
月子
半蔵
避難民10人くらい 

◉シーン①4年生の教室


舞台の前場に児童が6人
教壇にいなーきー
ホワイトボードに「三河モメン伝来」と書いてある。

いなーきー「はーい、これが今年四年生の花壇でみんなが育ててて、収穫できた『わた』、木綿ですね。コットンボールといいます。」
児童1「綿花!」
いなーきー「そうですね。(ホワイトボードに「綿花」と大書する)、これは綿の花と書いて『めんか』といいます。でもじつはこれは花ではなく綿の実なんですよ。わたの実。そしてこのふわふわの綿の玉のなかには何があるでしょうか?」
児童2「たね。」
いなーきー「そうですね。りんごの実の中や、みかんの中に種があるようにわたの実の中には種があります。」

⚫︎いなーきーは綿の中からたねを取り出してみなに見せる。

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