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人気観光地と穴場観光地(うるま市編) ー沖縄の「へそ」うるま市石川のローカル生活(14)

前回から続きます。

県外からの友人が遊びに来てうちに泊まる場合、せっかくなのでうるま市近隣を案内することもあります。今回はうるま市内から私見による人気観光地と穴場観光地をひとつずつピックアップしてご紹介です。

うるま市石川限定にしようと思ったのですが、そもそも観光地がほぼないんです……(ごめんなさい、でもそれがうるま市石川のいいところだと思う)。  

【人気の観光地編】
・海中道路(うるま市与那城)

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うるま市の旧与那城町(半島の北半分と離島エリア)を繋ぐ道路です。ここは晴れた日にドライブすると、とっても気持ちいいです。観光客には似たような名所で古宇利大橋の方が有名でしたが(嵐のCMの岩があるのと、美ら海水族館から行きやすいからかな?)、自分がうるま市贔屓というのを割り引いたとしても、個人的にはこちらの方がオススメです。

なぜなら橋の先の島々(伊計島、宮城島、浜比嘉島)にも訪問したくなる場所がたくさんあるからです。観光施設の海の駅あやはし館、伊計島ビーチ(半島だからか、本島では抜きん出て海が綺麗だと思う)、古民家食堂てぃーらぶい(意外にいつも混んでいる)、ぬちまーす観光製塩ファクトリーなどなど。

なお「海上道路じゃね?」などと思っても口にしてはいけません。

【穴場の観光地編】
・肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)(うるま市勝連)

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地元、うるま市勝連の歴史上の人物「阿麻和利」の半生を組踊(沖縄のミュージカル)にして、定期的に公演を行っています。驚くべきことにこの舞台に出演しているのは地元の中高生たち。素人なんです。卒業とともに定期的に代替わりして役者も変わります。しかし、知人に勧められて初めて観たときは、音楽、踊り、演技、演出全てのクオリティの高さに、見ている最中から鳥肌が立ち、泣きました

元々は教育委員会の企画で教育的観点からこの舞台公演は始まったと聞きます。目指すものも居場所もなく非行に走りかねなかった地元の中高生に、打ち込めるものとして提示したのが「ミュージカル」だったと。

また阿麻和利は琉球王朝の歴史上は、政府に刃向かって反乱を起こし(阿麻和利の乱)、滅ぼされた反逆者として語られます。しかし本当に悪人だったのか。劇中では、琉球王朝(那覇)の視点とは違った阿麻和利像を描き出しています。「肝高(きむたか)」とは精神が高潔であること。地元出身の歴史上の人物が誇り高い偉人であった、と伝承していく、郷土教育の側面もあるのだと思います。

今は、この舞台で使われた楽曲をアレンジした「ダイナミック琉球」が応援歌として有名かもしれません。が、個人的にはこの「肝高の阿麻和利」のことが、もっともっと知られてほしいと願っています。公演にはタイミングがあるので観光で観劇するのは運が良かったらというレベルになるかもしれませんが、ご存じなかった県内の方などは本当にぜひ一度、足を延ばして観てみてください。

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