自分の普通を測りたい#1 店員に偉そうにするのは何故なのか?
見てて恥ずかしいからやめてくれ、というのと、令和のこの時代になってまで「お客様は神様だ」理論で生きているのはちょっとまずいと思います。
人生の価値観をアップデートしてくれ、頼むから。
なぜお金を払った客は店員より自分が偉いと思ってしまうのか?
ほんと何故なんでしょうね。不思議。
と言ったら話が終わってしまうので考えてみると、やはりお金を出している、という感覚が彼らをそうさせてしまうのでしょうね。お金。大事ですよね。
お金を出すことで相手方に対してサービスを要求する権利を買っている、という認識ではないのでしょうかと思います。つまり、自分は指示を出す立場だ、イコール偉いというような感じでしょうか。
お金を出すことで相手より偉くなれるのか?
とは言え、個人的にはこの解釈は全く間違っていると思ってしまいます。
というのも、お金を出すことでサービスを受ける権利を得ているのですから、逆を言えばお金を払ってようやく対等な状況になったとも言えると考えます。ていうかむしろこっちの方が自然だと思うのですが。
何もできない自分とサービスを提供することのできる店側、という対比構造がまずあるわけで、そもそもスタート時点で対等じゃないわけです。一般客ができることはサービスを受けるためにお金を払うことだけなので、客としてお金の力を使って対等な関係に持ち込んでいる、と。
これでようやくイーブンなのです。
これでイーブンなので、この時点ではどっちかが偉そうにするとか、高飛車にしていいとかそういう関係性は全く存在していない訳です。
もちろん、この状況から、例えば店員が真面目に接客してくれないだとか、不快にさせる行動をしてきたとなれば話は別で、それに対してはきちんと自分の意思表明をするべきだと考えますが、お金を払うからこちらが偉いとはならない訳です。
相手に対するリスペクトは社会生活を送るうえで常に必要
相手に対して気を遣うのは社会で生きていく上で当然な訳で、例え自分が不快な気持ちになったとしても、店側の誠意や真摯な態度が伝わってくる状況であれば、それに対して偉そうにするのも違うわけです。社会性を持たずしてこの世界で生きていくことなんてほとんど不可能に近いわけで。
お金を支払い、サービスを受ける権利を得ている時点で店と客は平等。
そこにあるのはただの人間同士の相対です。
もちろんサービスを提供するためにお金を受け取った側が全力を尽くしているというのが大前提として必要です。人間同士の相対だから丁寧に接客をするとか、ちゃんと会話をするとか。
台風の影響でJR職員にキレてる人いましたよね
これもめちゃくちゃに見当違いの行動だと思いますね。ほんと。お金を払っているのはただ新幹線に乗っていいという権利を買っただけで、必ず目的地まで時間通りに送り届けるという保証を買ったわけではないんですよ。そもそもお金を払わないと一般客は移動ができないですし、わざと台風を発生させているわけでも無いですし。それに対して必死に対処しようとしているのはJR職員の方の方が本気なんですよね。現実問題としてそんなこと考えたら分かるじゃないですか、普通に。
台風なんて人間の対応できる範囲を超えていて誰のせいでもないですよね。それなのに、騒ぐ人たちの神経が謎です。騒いだら台風が無くなると思っているんですかね。本当にわかりません。金を払っている、こっちは客だぞ、みたいなことを言い出したらもっとわかりません。ただ平等に席に座れるだけなのですから。
それなのに、自分は金を払ったのに新幹線を止めるのはおかしいって職員にキレてる人いましたけど、それなら自分で自家用ジェットでもヘリコプターでも使っていけばいいわけじゃないですか?でもそれができないからこそ、お金を払って平等にサービスを受けることのできる権利を買っているだけなのであって。
普通とは?
女性が嫌う彼氏の行動のNo.1にたびたび輝くこの行動ですが、別に女性に限らず、男性から見ても普通に不快ですよね。そういった場に出くわすとなんだか見ているこっちが恥ずかしいし、余裕が無いなとか、かわいそうだな、みたいな。
だからこそ、店員に偉そうにするお客さんの行動原理はなんなんですか?
あなたの普通を教えてください。
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