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日本語入力モードでもoptionキーのショートカットを使えるようにする(Mac)

日本語入力モードにしているとき、optionキーを使ったショートカットが、うまく使えないときありませんか?(Macの場合)

例えば、Googleスプレッドシートでの、自由入力メニュー。
「option + /」すると、セルに「/」とか「÷」の文字が入ってしまいます。


Windowsと違って、Macの場合「option + /」に文字が割り当てられている。
おそらく、そのことが原因かと思われます。

今回は、この割り当てを修正し、常時ショートカットが効くようにします!

ただし、文字の割り当て設定のため、「Ukelele」というアプリを使います。
(以下「Version 3.5.12 (396)」の例です。)
少々面倒な方法ですが、何卒ご容赦ください!



(1) 「Ukelele」をダウンロードする


(2) 「Ukelele」をインストールする

  • ダウンロードしたDMGファイルを開く

  • アプリアイコンをアプリフォルダにドラッグ&ドロップする

  • 「Resources」や「Documentation」のコピーは省略しても大丈夫っぽい


(3) アプリを開く

  • ダウンロードしたアプリを開くと、キーボードのイラストが表示される


(4) キーボードのタイプを設定する

  • 画面上部の「Ukelele」メニューから「Settings」を開く

  • MacBook Air(ノートPC)のUSキーボードの場合:
    おそらく、この「PowerBook/Book, …」が該当していそうな感じ

  • 日本語キーボードの場合:
    おそらく、2行上の「1999 Japanese PowerBook」が該当かな??

  • 設定を変えて、アプリを開き直すと、何となくそれっぽくなった感じ
    (完全一致とまではいかないが、致命的な支障はなさそう)


(5) キーボードレイアウト(文字の割り当て)を作成する

  • 画面上部の「File」メニューから「New Keyboard Layout」を開く
    (1行上の「〜 Layout Collection」は、ここでは不使用)

  • 名前は適当につけた上で、ベースは「QWERTY」配列を選ぶ

  • すると、空白だった各キーに文字の割り当てイメージが入る

  • ここで「option」を押してみると…、表示が空白に切り替わる!

  • すなわち、そのまま特段加工せずに使えそう、と見込む
    (「option + 各キー」には、具体的な文字の割り当てがない)


(参考) 現状の割り当てを見てみる

  • ちなみに、現状の割り当てはどうなっていたのだろうか??

  • 現状は、「New From Current Input Source」から確認できるっぽい

  • すると、「○○ copy」というレイアウト名が出てくる

  • 開いてみると、サンプルとほぼ同じ割り当てになっている

  • が! ここで「option」を押してみると…、
    各キーには、いろいろと文字の割り当てが入っている!
    (おそらくそのせいで、ショートカットキーが効かなかったと推測)


(6) ローマ字入力に対応させる

  • キーボード表示のダイアログから「Info」を開く

  • Scriptを「Roman」に切り替える
    (これをしておかないと、日本語モードで使えないっぽい)


(7) レイアウトファイルを保存する

  • 画面上部の「File」メニューから「Save」を選ぶ

  • 適時、ファイル名をつけ、「Keyboard Layout」フォーマットで「SAVE」

  • 「○○.keylayout」ファイルとして保存される


(8) 保存したレイアウトファイルをシステムに反映する

  • 画面上部の「File」メニューから「Install」→「Show Organiser」を開く

  • レイアウトファイルは「Not Installed」のところに入っている
    (なければ、いったん「Ukelele」を閉じて、再度開き直す)
    (それでもなければ、「Set Folder」からフォルダを設定しなおす)

  • これを「Install for All Users」のところに移す
    (うまくいかない場合は、いったん「Install for Current User」を経由)
    (※ログインパスワード必要)

  • 以下のダイアログが出たら、システムを再起動する


(9) キーボードの入力ソースを設定する

  • 画面上部の「アップル」メニューから「システム設定」を開く

  • 「キーボード」を選び、入力ソースの「編集」を開く

  • 「日本語 - ローマ字入力」を選ぶ

  • 「英字のレイアウト」で、自分がシステム反映したレイアウト名を選ぶ



以上です、本当におつかれさまでした!!
これで、日本語入力モードでも「option + /」が効きます。

テキスト入力 → 「option + /」 → 自由入力メニュー の一連の流れ。
これを、日本語入力モードのままでいけるので、一気に操作性アップです!


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