抜群のチームワークで安心・安全を支える裏方 株式会社カナデビアエンジニアリング京都事業部
株式会社カナデビアエンジニアリング(旧株式会社ニチゾウテック)は、大阪に本社・本店、東京に支社、京都、広島、熊本に3つの事業部を構え「エンジニアリング」「技術コンサルティング」「メンテナンス」の3つの事業領域を柱とした技術サービスを提供する会社です。今回は、工務部技術課の細見 勇介(ほそみ ゆうすけ)様、営業プロジェクト部プロジェクト課の山根 直也(やまね なおや)様、総務課の船野 寧子(ふなの ねね)様の3名にお話を伺いました。
3つの柱事業が連携し、一貫したサービスを提供
最初に、カナデビアエンジニアリングの事業内容を教えてください
山根さん「カナデビアエンジニアリングは、「エンジニアリング」「技術コンサルティング」「メンテナンス」という、「つくる」「しらべる」「見守る」の3つの事業領域を柱とした技術サービスを提供する会社です。
「エンジニアリング」は、新しい機械設備や施設の設計・材料の注文・工事・試運転まですべてを行う事業です。例えば、清掃工場の改修工事等、建物を建てるだけではなく内部に機械を設置して稼働するまでをサポートしています。
「技術コンサルティング」は、様々な構造物の検査・計測・診断を行う事業です。例えば、長い間使用されている構造物は、内部に小さな穴が空いたり目に見えないようなひびが入ったりすることがあります。そのようなひびを早期に発見し、修理することで、大事故を未然に防ぐことができます。また、診断を行う事で構造物の余寿命の算出や、延命対策の提案につなげることができます。
「メンテナンス」は、工場設備や各種産業機械の点検・整備、保守管理を行う事業です。
京都事業部では、お客様の工場設備のメンテナンスを行ない、例えばクレーン等の機械がいつも正常に動くよう点検をし、電気に不具合が発生すればすぐにかけつけ対応を行い、工場全体が常に安定して稼働できるよう見守っています。
この3つの事業領域は決して独立しているわけではなく、例えば「メンテナンス」を担当する細見さんが機械を分解し、その部品を「技術コンサルティング」を担当する私が検査をする。そして細見さんがまたそれを組み立てるというように、うまく連携して業務をしています。そして、その現場で働く人たちを支えているのが総務課です」
船や機械設備の安全・安心を支える裏方
それでは、今回取材を受けていただくみなさんのお仕事内容を教えてください
細見さん「私は、クレーンや大型機械の点検、補修を主に行っています。一言でクレーンと言っても60mくらいの大きなものから、工場内で作業をするための小さなものまで、様々な種類のクレーンがあり、それぞれ構造が異なるのでとても大変です。中には、大正時代の機械もあり、今でも現役で使用できるよう、日々メンテナンスを行っています」
山根さん「私の主な仕事は船の点検・修繕の際の検査です。商船や艦船など色々な種類の船の検査を担当しています。例えば、船底や中に通っている配管は使用するにつれ厚みが薄くなっていきます。長年使用し続けると、航海中に穴が開き大事故につながる恐れがあるので、定期的な検査・メンテナンスが必要です。船の中の色々な場所に入り、一つずつ地道に検査していく必要があるためとても時間がかかりますが、大変やりがいがあります。1船隻につき2~3週間かけて行なっています。
また、最新機械を使用した検査方法にも積極的に取り組んでおり、今までより精細に調べる事が出来、お客様に大変喜んでいただけました。
私は、この検査の仕事はとても大事だと思っていて、検査でキズを発見した時にはとてもテンションが上がります。 「キズを見つけた」=「重大事故を防いだ」ということ。自分の手で船を、お客様を守ったのだという気持ちになりとても嬉しいです」
船野さん「私は総務課に所属しており、主に人事関連の業務を担当しています。 例えば、新入社員の入社手続き書類の作成、健康保険や雇用保険の手続きや税金の支払い等を行っています。また、毎月の給与関係の処理や勤怠のチェック、資格の管理など様々な業務を行っています」
地域を越え、支え合う。チームワークとフットワークの軽さが命!
みなさんが思う、会社のユニークなポイントを教えてください
細見さん「弊社は日本のあちこちに事業部があるのですが、研修や組合活動の場は他の事業部と仲良くなれる絶好の機会です。
それぞれの事業部ごとに得意分野が異なり、困りごとを全社で相談しながら解決することができます。例えば、経験の少ない工事を担当した時に困りごとを上司に相談したところ、経験豊富な九州事業部の職員を紹介してもらい、応援に駆けつけてくれました。
このように全社で連携する体制が整っているので、要望されたことを自分の判断で「無理です」とお断わりするのではなく、「ちょっと1回持って帰って相談してみます」ということができます。その結果、お客様のニーズに応えることができたとき、喜んでもらえるのはやっぱり嬉しいです」
山根さん「全国各地に行く機会があるのが面白いですね。また、海外出張もあり、中国の上海まで検査に行く事もあります。かなり急を要する依頼があってもできるだけフットワーク軽く対応できるようにしています。それができるのは、船野さんはじめ総務課のおかげですね」
船野さん「そうですね。総務課では、できるだけ現場の方々が現場に集中できるような環境作りにこだわっています。例えば、何かの書類を書いてもらうように依頼する時は、こちらでわかるところは先に記入し、ここだけ書いてくださいと言って渡すなど、煩わしくないようにしています。総務課としても、新しいシステムの導入を試みるなど、とにかくやってみるという精神はあるかなと思います」
山根さん「いつも本当に助かっています。総務課は現場で働く人のお母さんみたいな感覚ですね」
船野さん「また、子育てしやすい環境だということも特徴だと思います。子どもが熱を出した時の休みやすさだけでなく、朝ちょっとグズグズ言っていて間に合わないときは時間年休を取得できるなど、融通が利くのはありがたいですね」
チームワークを大事に。成長し続ける姿勢
最後に今後の抱負などを教えてください
細見さん「私は技術職なので、お客様にもっと喜んでいただけるよう、継続的に技術や知識を向上していきます」
山根さん「私たちは1人で仕事しているのではなく、みんなのサポートがあって仕事が成り立っているということを常に肝に銘じながら、チームワークを大事にやっていきたいと思います」
船野さん「私はまだ入社して半年くらいなので、知らないことが山のようにあるのですが、今後しっかり勉強し、会社の皆さんの橋渡し役になれればいいと思っています」
事業部、そして部署を越えたとてもよいチームワークとフットワークの軽さが感じられたカナデビアエンジニアリングさん。みなさんの会社に対する熱い思いを聞くことができました。今後の活躍がさらに楽しみですね!