始めに
この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版に「ヤチホコ・ニンジャクラン」を追加する非公式のルールセットである。NM(ニンジャマスター)はこのルールセットに含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。ヤチホコ・ニンジャクランのPCをセッションに持ち込む際は、専用効果を使用してよいかNMに確認を取ること。
『ヤチホコ・ニンジャクラン』
概説:
ダイコク・ニンジャ……ドトン・ジツの権威であり、後にアンコクトン・ジツを産み出すことになる彼は、大地の精髄、そこに潜む地蟲やワームの群、植物の根、腐敗とその先にある豊穣の恵みなどを象徴するものであった。ダイコク・ニンジャ自体は弟子を取らなかったようだが、ムカデ・ニンジャクラン、キノコ・ニンジャクランなどが、ダイコク・ニンジャから派生していった。
ヤチホコ・ニンジャクランもそのうちの一つである。ヤチホコ・ニンジャは、特にアンコクトン・ジツをアーツとして使いこなす事を望み、ヤリ・ドーを用いたカラテを修めたという。
一方で、ヤチホコ・ニンジャの存在を疑問視する声もある。彼はダイコク・ニンジャのニギミタマの如きアヴァターの一つであり、歴史上には存在していなかったのだという。
……という設定を持つ、非公式のニンジャクランです。
ゲーム上の特徴としては、アンコクトン・ジツを攻撃から防御・絡め手まで幅広く使えるほか、アーチクラスでのカラテ戦闘に秀でたデザインとなっています。
追加のスキルやジツ
ヤチホコ・ニンジャクランのジツ/スキルリスト
『☆◉アンコクトン触媒』
『☆◉豊穣の黒』
『☆◉ペネトレイター強化』
『★◉アンコクトン塗布』
『★◉死体吸収』
『★◉ヒサツ・ワザ:アンコクトン注ぎ込み』
『☆アンコクトン・ジツLv1~3』
『★アンコクトン潜航』
『★アンコクトン拘束』
『★アンコクトン・バリケード』
『★アンコクトン・トラップ』
『★★グレーター・アンコクトン・ジツ』
『★★黒き血潮』
『★★サモン・アンコクトン・ドール』
『★★ヤチホコ・ウェポン形成』
『★★★デスドレイン』
『★★★◉八千矛の合一』
☆◉アンコクトン触媒
このニンジャは、アンコクトン・ジツ発動の手助けとなる呪物を持ち歩いている。
☆◉豊穣の黒
ダイコク・ニンジャクランは大地の豊穣をも司っていた。その黄金律は、現代においても変わりはない。
☆◉ペネトレイター強化
このスキルを持つニンジャは、特にヤリを投擲することに長けている。
★◉アンコクトン塗布
武器や己の手にアンコクトンを滴らせ、それで以て敵を害するスキル。
★◉死体吸収
★◉ヤリの早投げ
このニンジャは、生成したヤリを連続で投擲することに長けている。
★◉ヒサツ・ワザ:アンコクトン注ぎ込み
対象の内部に、直接アンコクトンを流し込む恐るべきワザ。これを受けたものは、著しく体内のカラテ循環を阻害される。
☆アンコクトン・ジツLv1~Lv3
大地の精髄たる暗黒物質を呼び出し、それを攻撃に用いるジツ。
★アンコクトン潜航
アンコクトンに潜り、敵を奇襲する。ドトン・ジツの応用である。
★アンコクトン拘束
★アンコクトン・バリケード
アンコクトンを防壁として、味方を守護する。
★アンコクトン・トラップ
アンコクトンは、地より染み出る。一度励起されれば、その黒は湧き続けるのだ。
★★グレーター・アンコクトン・ジツ
★★黒き血潮
術者の血はアンコクトンとなっており、それ故に、斬りつけてきた敵をアンコクトンで冒す。火で即座に熱すれば、アンコクトンは焼灼される。
★★サモン・アンコクトン・ドール
死体にアンコクトンを詰め込み、操り人形とする。
◆アンコクトン・ドール (種別:モータル)
カラテ 3 体力 3
ニューロン 1 精神力 -
ワザマエ 1 脚力 2
ジツ – 万札 0
攻撃/射撃/機先/電脳 3/-/1/-
◇装備や特記事項
屍泥の手:近接攻撃、ダメージ1、命中時『不覚状態』付与(次ターンの術者の手番終了時まで継続)、アンコクトン
★★ヤチホコ・ウェポン生成
アンコクトンの内より、ヤリを造り出すジツ。乳海攪拌の如き有様から作られるそれは、神秘の力を宿している。
★★★デスドレイン
アンコクトン・ジツを最大領域で展開し、あたりのものを手当たり次第に貪る。その有様は、死の排水口と呼ぶにふさわしいだろう。
★★★◉八千矛の合一
ヤチホコ・ニンジャがたどり着いた境地、ヤリとの合一。そのヤリの切っ先は、全てを貫くものとなるだろう。
更新履歴
2022/10/05 公開
2022/10/06 ★◉ヤリの早投げ を追加。
2022/10/09 ★アンコクトン拘束 を調整。手番終了時に、1体のみが拘束されるように。
2023/01/10 ★アンコクトン拘束 を調整。精神力2を支払い、ジツ発動判定に成功したときのみ拘束可能に。
利用規約
このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。
参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ
ヘッダー:「Midjourney」
「Midjourney」のドキュメント:https://midjourney.gitbook.io/docs/
スペシャルサンクス:クランデスティンさん、トラッシュさん、飛餅さん、シキヤナギさん、よっしさん