
11/19 chevonワンマンライブ[冥冥]福岡ライブレポ
11/19 DRUM Logos 福岡にて、chevon初の福岡ワンマンライブとなった。
chevonは北海道発のバンドで、福岡でのライブは3回目となる。
chevonの福岡ライブ歴
ONTAQ(サーキット)
MOSHIFES(対バン)
chevon ワンマン 冥冥
福岡に来るたびに、会場を爆速で成長させている彼ら。
今回のワンマンでは1000人の収容人数を誇るDRUM Logosを、初福岡ワンマンでSOLD OUTとなる快挙を出した。
ライブ開始30分前。会場は満員状態で、会場の外にまで人が溢れ、スタッフの整列の呼びかけが入る。ライブ開始5分前までもその状態が続き、chevonを待っている人の多さが窺えた。
定刻より3分遅れ、満員の会場は開始の音楽に興奮の声と拍手が鳴る。
3人の登場と共に湧くファンの声と拍手で会場が轟く。
ライブ開始
最初の曲はNo.4
彼らの原点となる曲のスタートで会場は盛り上がりを見せる。
その後も対バンではお馴染みとなった曲が続々と続き、ファンはさらに盛り上がりを見せていた。
その後MC、ボーカル谷絹 茉優のMC。これまで、福岡に来ていた時はMCはなく、曲の合間に話すことの多かった彼ら。
福岡ではONTAQが大トリだったためにアンコールとなり、慣れないMCをしていたのが今年の2月の話。
今やその面影もなく、軽快と話しながらベースのオオノタツヤとも客の笑いを引くMCを披露していた。
その中で、このワンマンライブ『冥冥』はchevon第1章の締めだと谷絹は言う。
これまでのワンマンを振り返ってみよう。
最初のワンマンライブは『山羊の肉』
その名の通り、chevonを表す日本語訳だ。
これからchevonというバンドをこの世に知らせるための題。
次は『Banpuet』
バンケットは『祝宴・晩餐会』を意味する。
2周年記念のライブでもあるこれは、これから谷絹の書く詞や、chevon『山羊肉』の奏でる音楽を一滴残らずファンに与えるという意志を感じる題である。
3番目は『大行侵』
その名の通り全国行脚のツアーとなったライブだ。
この題と同名の曲で谷絹の足の振り下ろしに合わせて飛ぶファンの乗り方も確立されている。
そして第一章の締めとなる『冥冥』
この第一章の締めというに相応しい、これまでのchevonの集大成と言えるセットリストと、終わった今では思う。
谷絹のMCで、次に歌う曲の想いが語られる。
曲の中に滲む谷絹の思い。「それがどんな解釈であれ、歌を聞いた人が救われてくれるのなら」と谷絹は言った。
明るい曲ほど、重たい詞を込めるchevonの歌は、聴く者にどんな影響を与えているのだろうか。
谷絹の歌を聞いて、心に響く人間は暗い過去や苦しい今を送っているものもいるだろう。
そんな彼らに寄り添うように、谷絹は歌を紡ぐ。
MC後、最初の曲は「薄明光線」
今までのアップテンポな曲とは打って変わり、ファンは谷絹の声と曲の音に聞き入る。
そして「愛の轍」につづき、「みんなは好きに乗ってくれていい。私は今回、気持ちをこめて歌いたい」と「サクラループ」を披露した。
谷絹いう通り、気持ちのこもったその曲は今まで聞いた同曲よりも感じ方が変わったファンも多いかもしれない。筆者もその1人である。
今回の「サクラループ」は「乗る」というより、「聴き入る」という表現が正しかったかもしれない。
ただ、感じ方はそれぞれである。谷絹の言う通り、いつものように人差し指をたてて「もう一回」というのももちろん正解だ。
その後、「セメテモノダンス」が始まる。
明るい曲調と裏腹に歌詞の重たいこの曲はら4年前の谷絹の感情が詰まった曲だと言う。
歌の途中で詰まってしまう谷絹。その姿に胸を打たれたファンも多いだろう。
谷絹、chevonがどれだけの気持ちを込めて一曲一曲を作っているのかが伺える。
その後MC、福岡ライブ前のフェスでの楽しげなchevon一行の様子が語られる。
詳しくはchevonのファンクラブ、「ヲ肉食べタイ倶楽部」の写真を見てほしい。(690円/月額〜)
その後もアップテンポな曲が続き、最後までファンを楽しませるchevonは活動開始から3年とは思えないほどの盛り上がりを見せる。
ファンも谷絹の向けたマイクに合わせる以外も、歌詞をしっかりと歌うファンが多く。会場が一体となって湧く団結力、ファンの引率力を見せつけられた。
このワンマンライブの題と同曲の「冥冥」では、さらに一体となった「冥冥コール」をやってのけ、「光ってろ正義」で最高の盛り上がりを見せフィナーレとなった。
その後すぐに、会場からアンコールが湧く。
鳴り止まぬアンコールとそれに合わせた拍手。
chevonの再登場にファンは歓喜に沸いた。
アンコールは「ダンス・デカダンス」とこのツアーに持ってきた「新曲(タイトル未定)」。
新曲の披露に福岡のファンからの歓声が沸く。
谷絹の言うように、福岡のファンは曲を合わせるスピードも早かった。
新曲の乗りを思い思いにみつけ、掛け声も難なく合わせる。
アンコールでも、これまでのchevonが引き連れてきたファンの、chevonへの愛の熱さが垣間見える。
最高の熱気で終えたアンコール後。
BGMで流れた「冥冥」
終わったも会場の外まで、ファンからの「冥冥コール」が響く、まさに第一章の集大成、セミファイナルに相応しいライブとなった。
なぉ、冥冥は11/27 zepp Shinjukuでツアーファイナルとなる。(SOLDOUT)
これからもchevonの活躍に目が離せない。
ライター:さゆまい
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