初めてのスーハー

　仕事から自宅に帰り、風呂、飯など済ませ寝る準備は万端だ。
　後は火付けて吸うだけだ。そもそもパイプなんかないからタバコの先端に突っ込んでケミカルモクの爆誕だ。

　タバコと同じように吸い吐き出した。肺に入った瞬間から身体に違和感は感じてた。

ー　ケミカルモクを咥えてライターでシュボっと火をつけた。
　　
　　んっ？んんん？なんだ？ふはは。ふふふ。あっはっはっは笑

ー　吸った瞬間から目に映るものが明るくなって全身がサワサワとくすぐったさえ感じる。聞こえる音も頭全体に響き渡るようで心地いい。
　　そして、後頭部あたりの脳みそを後側にグワーと引っ張られる感覚に俺はなんだこの気持ちよさはと感動すらしていた。それに笑いが止まんない！！

　体全身から幸せが溢れ出てるようだ。

　　すげぇぞ。なんだか知んねーけどすげぇ。超楽しい。笑いが止まらん。

ー　二口、三口とハーブが入ってるところは燃え尽き、タバコの葉に火が切り替わった。

　　なんてジューシーなんだ。タバコってこんなに美味かったのか。タバコを開発した人間は偉大だ。なんて、急に感謝し始める。
　　
　一本吸い終わる頃には、筆舌しがたい多幸感に包まれ、笑いが止まらない。視界も明るく見えヨレてる。今まで味わったことがない、恍惚感に浸されてるようだ。

　分かるか？なんの脈略もなく急に幸せに襲われてんだ。最高だぜ。

　ふと、アニメの涼宮ハルヒの憂鬱の続きを見ようとテレビをオン。

　いや、最初から見よう。

　なぜだろうウキウキドキドキが止まらない。
　早く、早く見せてくれ。ローディングの時間も待てないほど俺の気持ちは最高潮だ。

　始まった瞬間からゲラゲラが止まらない。

　なんて面白いんだ。葉っぱだけでこんなに楽しいのか？俺はもうハーブの虜だった。

　ひとしきりアニメを楽しんだ後はそのまま眠りについた。。。


　ージャンキーへの扉が開かれたー