見出し画像

これからのお金のはなし プロローグ編

リスクマネジメント的子供時代

家族からはお金に執着した子供だと思われていた。

小学生になってからもらうようになったお小遣いはあんまり使わずにとっておいたし、お年玉を貯めていた口座の通帳を良く眺めていたらしい。

家の手伝いのルールを自ら決め、表まで作り、洗濯や掃除をしてはお金をもらってこれまた貯めていた。

祖母から週末にもらう100円も時に使わずにいたし、親に連れて行ってもらう喫茶店やレストランでも値段を見てメニューを決める。
あげくお会計時に母のとなりでじっとレジを睨む。そんな子供。

今なら分かるが、これは執着心というよりは完全に不安から来る行動である。

noteの1回目にも書いたけど、もうすぐ父が定年というタイミングであっても実家には貯金がほとんどなかった。
我が家は裕福ではなかったが貧乏でもなかったし、フリーで働いてた父は波はあったがそれなりに稼いでいた気がする。後半は教員もしていたので収入も安定していたはずだ。
問題はただひとつ。二人とも、普通みなさんが先を考えて対処しておく部分の能力がなかったこと。

彼らは文化的なものにかけるお金を惜しまなかったが、バランスがすこぶる良くなかった。
その時の興味を追求して生きる様子は悪くはなかったが、なんだか私はいつも心配だったのだ。これってずっと続くのだろうかと。

私はそういう両親の日々の行動から未来をキャッチしていた気がするのだ。
そして不安は現実になった。

お金がうまく使えない問題

残念なことに、この一連の経験が災いして、私は「お金を使う」ということがうまくできない時期が長かった。

お金の何が問題かって、きちんと使い方を学ばないことだと思っている。
稼ぎ方、増やし方は知る機会も仕組みもあるけど、使い方ってきちんと教えてもらったひとは多くないと思う。あとお金の話って、なんとなくタブーだよね。だから社会人になって初めて向き合う人が多いと思うんだけど、練習もせずいきなり本番って感じで、危ないのだ。

稼ぐのって実は案外難しくなくて、使う方がセンスを必要とする気がする。

最近ほとほと日本人、お金の使い方が上手くないな。って思うことが多発してる。個人が上手くないから当然企業も上手くない。まあ教わらないから当たり前なんだけれど。

世界の流れとしては稼ぎ方以上に使い方が重要になって来ていると思っている。
この国はいくらお金がなくても救済措置があるし、自ら絶たない限り命を維持することはそんなに難しくない本当に本当に豊かな国だ。

そんな恵まれた国の私たちがうまくお金使えないって…。
国力低下当たり前なのでは…。

お金は単なるツール

お金に余裕がある人ほど言うこれは、お金の使い方をある程度マスターして初めて実感とともに語られてるはずだ。

だから、まだツールというのにピンと来ない人は使い方がわかってないのかもしれない。

会社を運営するようになって、やっぱり最初は使うことがうまくできなかった。
それはそうだ、クセづいてない。
使うのが怖かった。なくなってしまう気がするのだ。
でも数年前からお金のことはずっと勉強して色々トライを続けてきた。
そして、1年前に代表になったことが、このお金をツールとして有効に使うというスイッチを押してくれた。

お金をツールとして使うことに挑戦してきたこの1年のことと、まだまだ続いている日々の奮闘について引き続き書いていこうと思っています。

とくにフリーランスやうちみたいな小さくて後ろ盾のない会社に有効な内容にしたいと思ってます◎乞うご期待!

#お金 #稼ぎ方 #使い方

わたしが、イイ…!!と思ったことに惜しみなく投資させていただきます◎