Cheap Thrills/Big Brother & the Holding Company(1968)(2023/2/12)
【レビュー】
Janis つながりで、本家本元の本作をレビューします。
擬似ライブというかライブ風の作品。
本当は、リアルなライブ盤を出すはずだったが、BBHCの演奏がひどくて流れた、みたいな話だったとも聞きます。
で・・・ 結構評価は高いようなのですが、私はあんまり好きではないかなあ。
ライブ盤も、もちろん後からオーバーダビング等はするにしても、そもそもが擬似ライブという手法自体、やっぱりフェイク感が強すぎて醒めるところがあります。
本作では、3なんかが、名演とされることが多いのですが、それは曲のチョイス自体が絶妙ということであって、他のテイクに比べて秀でてるというわけでもなく。
なので、今の時代、予備知識なしで聴いてもあまりピンとは来ないかと。
逆にいうと、1968年という時代と、初期Janis というアイコンをうまく切り取った作品なので、そういう意味では象徴的作品かと思います。
なお、Rolling Stone 誌の記事、あんまり質がいいとは思えないけど、備忘で残しておきます。
【結論】
★2.5。
正直、アウトテイク集のこちらの方が断然いいです。
特に、3〜5は、超おすすめ。バンドの演奏技術がどうとかはどうても良くて、ブルースであり、ロックです。
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