Joplin In Concert/Janis Joplin(1972)(2021/2/28)
【レビュー】
Janis、もう1枚。
「Cheap Thrills」のファンも多いのでしょうが、やはりここはライブで。
1〜8がBig Brother And The Holding Companyと1968年のライブ 、9〜14がFull Tilt Boogie Bandとで、1970年のライブ。
年代的にもバンド的にも、よく1枚にまとめて出したな、というテキトー感が否めませんが、Janisの唯一無二のヴォーカルで、統一感を保っています。
Big Brother は、実力面を色々言われることが多いのですが、これを聴く限りはなんのその、ほどよいルーズなノリが非常にカッコいい。
1のオープニング、「ダノーンミー」でやられてしまいます。
後半は、曲として貴重。 9とか11は、ライブで聴けるだけでも涙ものですね。
思い起こせば、13〜4歳の頃にはじめてJanisを聴いて、一時期どっぷりハマっていたのですが、「つきあうのは厳しい。親戚のおばさんにいたら最高」だと思ったものです。
今でも、そのイメージは変わっておらず、こちとら亡くなった27歳をとっくに超えているのですが、「いい不良のおばさん/お姉さん」であり、本作は、そのイカしたおばさん/お姉さんの最高の舞台なのであります。
【結論】
★4.5。
ちょっと長いので0.5マイナス。
どうも、あまり評価されていない感があるのですが、Aretha に負けない声、存在感であり、子・孫の代まで伝えたいと思うのです。