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晩餐/Food Brain(1970)(2020/1/5)


【曲目】

1. ザット・ウィル・ドゥ
2. 禿山
3. M.P.B.のワルツ
4. レバー・ジュース自動販売機
5. カバとブタの戦い
6. 目覚し時計
7. 片想い
8. 穴のあいたソーセージ
9. バッハに捧ぐ


【レビュー】

新年、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

さて、新年とは全く関連性はなく、引き続き70年代系、今度は、70年代初頭のロック系作品を取り上げてみます。

と言っても、おそらく一般的にはあまり知られていない作品。
私も、知ったのはつい最近でした。

メンバー(陳信輝、つのだひろ、加部正義、柳田ヒロ)の豪華さの割にマイナーなのは、まずはヴォーカルがないこと。
加えて、ジャズの影響が濃いためか、各楽器の絡み合いを楽しむような内容で、コクがあると言えばあるのですが、聴き込むにはかなり慣れが必要であるためかと思われます。

特に、15分くらいある8。
うまく入り込めばなかなか聴きごたえのある曲なのですが、入り込めないと、時間稼ぎにもほどがあるということで、投げてしまう人が多いかと思われます。

メンバーを見ても分かるとおり、いわゆるスーパー・グループなのですが、発表したのも本作だけのようですし、一瞬の爆発力を楽しむ作品なのでしょう。
それを分かって聴けば、ベースのうねり方など、いかにも70年代の香りもそこかしこに感じられ、なかなかに楽しい作品ではありました。

通しで聴くのは、やはりちょっとつらいですが。


【結論】

★3。
それにしてもタイトルのセンスは抜群。
外部の作詞家の力を借りても、やっぱ、絶対、タイトルに合わせたヴォーカル入れた方が良かったよ。
イメージは、「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」。
そうしたら、もちっと売れたんじゃないかな、と残念に思います。

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