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Band On The Run/Paul McCartney & Wings(1973)(2017/4/30)


【レビュー】

Paul、またもや来日。

私は、これまで、チケットの暴利が嫌だったり、タイミングが合わなかったりで、この人のライブには縁がなかったのですが、さすがに年齢的にラストの可能性濃厚、と判断して、行ってまいりました。

4月27日、東京ドーム。 2階席、18,000円。
2階席、で18,000円。
お布施だと自分に言い聞かせないと到底出せない金額なのですが、行ったら行ったで、値段の価値はあったと思わせてしまうのがこの人の真骨頂。

そんなわけで、Wings 名目では最高傑作と名高い本作。
今回のライブでも、1、5、9をピックアップしておりました。
1、5はともかく、9なんていう激渋の選曲をしてくるあたり、悶絶であります。

とまあ、今でも評価の高い本作で、確かに楽曲自体のクオリティは高いと思うのですが、個人的には、小さくまとまってしまったというか、お利口な作品、ということで、昔からイマイチ入り込めません。

私が、Wings を長い間警戒していたのも、本作を最初に聴いて、ネガティブイメージが強かった、ということが遠因だったりします。
今も正直印象は変わらずで、「Red Rose Speedway」だったり、ソロだったら「McCartney」だったり、若干破綻している作品の方が好きなのです。


【結論】

とはいえ、クオリティは高いので★4。
ちなみにライブでは、私の周りは平均年齢50歳以上、Live And Let Die だろうとAbbey Road メドレーだろうと、誰も立ち上がらず、でした。

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