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Blonde On Blonde/Bob Dylan(1966)(2016/2/7)


【レビュー】

Dylan、「Cuttinig The Edge」期のラスト、「Blonde On Blonde」です。

前2作より、かなりルーズとうか、はっきり言ってドラッギーな仕上がりで、それが魅力でもあります。
オープニングの1なんかは、何がしか吸っておられたのでしょうか、途中で笑いだしたりして。
そんなスタートから始まり、5、6はDylan屈指の傑作。

で、最後までいって、ラストの14。
これぞDylan、的な評も見聞きするのですが、ちょいと冗長じゃないか、というのが率直な感想です。
オリジナルは2枚組で、D面は14の1曲だけという構成ですが、ちょいと狙い過ぎたんではないかなあ。

14を圧縮して、普通の1枚組に収めたら、素晴らしくなったのでは、と若干惜しく思います。
悪い曲ではないんですけど、十分45分にまとまったかと。


【結論】

★4。
Dylan が分かりやすくヒーローというか傑作製造機だったのはここらあたりまで。
この後、オートバイ事故を経て、「John Wesley Harding」あたりから、迷走というか好き勝手度が激しくなっていきます。
それはそれで魅力的なのですが、そのあたりは、またの機会に。

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