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【時代の曲⑥】Do Me/Teddy Pendergrass(1979)(2024/10/13)


【レビュー】

言わずと知れたTeddy Pendergrass・・・
の名前を知ったのは、実は今世紀に入ってからです。すみません。

でも、この曲、というか、トラックは当然知っておりまして、言わずもがなのヒゲダンスです。

説明するのも口はばったいのですが、毎週土曜日、20時からの「8時だよ!全員集合」の後半、確か20時40分くらいに組まれていたコーナー。

ジャンルとしては、大道芸的な感じでしょうか。
加藤茶と志村けん、2人とも基本的には喋らず、この曲をバックトラックにして、芸と動作だけで笑わせる。

文字で説明してもピンとこないと思うのですが、当時の流行り方は尋常ではなく。
私も、通っていた小学校の、確か学年末のお別れ会みたいないので、同級生のワタルで水風船を数十個準備して、それをヒゲダンスのテーマに乗せて次から次へを割りまくる(床はビチャビチャ)という暴挙に出たことを記憶しております。
大人の忘年会とかでも、使われてたのではないでしょうか。

当然、当時の2人の人気の高さゆえの人気だったとは思うのですが、この曲の独特のリズムの力も非常に大きかったのでしょう。

数年後、ドリフが凋落するなんて、夢にも思わなかった、最後の、ドリフが輝いていた時代を代表する曲です。
そして、確実に、当時の小学生は100%、大人でも90%は耳にして記憶していたのであり、我が国におけるブラックミュージックやファンクの浸透に、ちょっとは、いやかなり寄与したのではないのでしょうか。

私も、確実に、音楽を聴く「耳」がちょっと変わったんじゃないかな、と思われるのです。
この曲を持ってきたのはブラックミュージック・フリークの志村けんと言われております。
恐るべし、志村、後ろ。


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