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The World is a Ghetto/War(1972)(2020/4/5)
【レビュー】
前回を受けて、今度は、伝統のファンク傑作を。
1972年発売、伝説のグループ、War の代表作です。
仕掛け人(?)だった元Animals のEric Burdon が消えた後の作品ですが、これはもう素晴らしい。
シングルになったオープニングの1から、土着的であり都会的でもあり、まさにごった煮の音群にぐっと引き込まれます。
その後も、独特だが安心して身を委ねられるグルーヴが続き、ハイライトの5。 ゆったりと、しかし、力強く、世界はゲットーだ、と語る大名曲。
1972年は、ベトナム戦争も、かなり反対派が強くなっていたはずで、そんな、騒然とした時代の空気も感じさせます。
Sly & The Family Stone も同様に好きなのですが、あちらは、良くも悪くもSly Stone が太陽。
War は、スター・プレイヤーというよりは、黒い塊、といった感じですね。
全米1位作品、必聴です。
【結論】
★5。
サンプリングネタとしても重宝されたようですが、それもリズムが強靭だからでしょう。
ちょっと地味な扱いが多いですが、決して、聴いて損はしない作品です。