Goats Head Soup/The Rolling Stones(1973)(2019/1/27)
【レビュー】
Stones レビュー・シリーズ。
少し時系列が入れ替わりましたが、「Let It Bleed」、「Sticky Fingers」、「Exile On Main St.」、とレビューが続き、1973年発表の本作となります。
これはもう偏愛に近いのですが、個人的には、Stones歴代トップ3に入る作品。
いや、確かに散漫というか、まとまりがないのは否定出来ないです。
ジャマイカに行って何とかかんとか、という話ですが、どうせジョイントまみれだったに決まっており、レゲエをうまく消化したような跡もなく、ジャケがそこはかとなくヴードゥーっぽいというだけ。
前作が曲のクオリティからジャケから超名作、というのも大きなビハインドではあります。
でも、このルーズさがたまらんのです。
腐りかけの果実というか、人妻AV(ダラダラしたインタビュー付)というか。
1のだらっとした始まり、明らかにキマっていたであろう3から、緩さがたまらん大名曲の4。
ラストの10まで、ヌルッとした、最高のロックなのであります。
【結論】
極めてプライベートに★5。
プレイリスト入り候補は、4と10。
なお、以前レビューしていた「Sticky Fingers」からは、ベタでかつトランプのイメージがつくというマイナスがありながらもやはり名曲の「Brown Sugar」、「Sway」、「Wild Horses」の三連発。 「Exile」からは、「Rocks Off」、「Rip This Joint」、「Tumbling Dice 」、「Shine A Light」。
脂が乗りまくっている時期なので、やはり刺さる曲が多いですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?