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New York Dolls/New York Dolls(1973)(2021/1/17)


【レビュー】

Sylvain Sylvain 死亡・・・。
誰もが頭をよぎったオーバードーズではなく、ガンだったとのことです。
昨年、この本を読んでいたので、ドラッグを連想するのは許していただきたく。

ともあれ、これで、初期主要メンバーで残っているのは、David Johansen のみですかね。何つうバンドだ。

さて、New York Dolls のファースト。
前にも書きましたが、意外とまとまっている作品です。プロデューサーがトッド・ラングレンだからでしょうか。

とはいえ、ジャケットからすでにインモラル。
1973年ということを考えると、もう、これぞ反体制、反社というナリです。
中身も、ルーズ極まりないギターに退廃的なヴォーカルで、カッコ良くてしょうがありません。 アタマの1でやられること請け合いです。
日本語タイトルの「人格の危機」というのもシビれますね。

個人的には5も好きですが、ラストの11まで、突き抜けるアングラ感がたまりません。

真似しやすいこともあって、数々のフォロワーがいるのですが、本家には本当にかなわないですね。
まあ、その背景には素行の悪さがあるわけで、本家に追いつくだけの所業を重ねるのは並大抵ではなく、というかその域には達するべきではないのでしょうが。
とにかく全体から滲み出る色気を感じていただきたいところです。


【結論】

★4。
パンクの元祖。一度は、絶対に通っておくべきです。

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