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The Ruttles/The Ruttles(1978)(2024/11/3)



【レビュー】

Beatles の遺伝子、という流れ、最後に、遺伝子というか何というか、とにかくRuttles。

これまでは、単曲でしか聴いたことがなかったのですが(初めて聴いたのは、確か10。ある意味、一番元曲がイメージしやすい作品。)、今回、初めてアルバム単位で触れました。
上記したApple のアルバムは、CDリイシューのときのものに準じたっぽいですね。

よく、「パロディ・バンド」的な括りをされることが多いのですが、それも違うような気がして。
「パロディ」の語義、概念によるのですけれど、Beatlesを揶揄している感じは全く無く、95%は完全なリスペクト、そこに5%くらいのいじりが微妙に入っているイメージです。

曲としても、引用元はあるのですが(上のWikipedia を見れば大体わかります。)、完全に咀嚼しきっていて、かなりセンスのいい別のポップ・ソング。
だけど、オリジナルはある。
でもいい曲。
でもオリジナルの匂いが無ければ売れないのでは?

という思考のループにはまっている間にアルバム1枚終わる、そんな感じです。
宿命的に、高い評価はつけられにくいですけど、かなりのモノだと思います。


【結論】

★4。
ジャケは、オリジナルの方がいいですよね。
パロディバンドの宿命で、伸び代は無かったかもしれませんが、かなり才能あったんじゃないですかね。
1、2の躍動感、10の脱力感、そして名曲の18。
必聴です。


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