It's Only Rock'n Roll/The Rolling Stones(1974)(2019/3/10)
【レビュー】
Stones、1974年作品。
Mick Taylor は、本作をもって脱退。
・・という程度のモノであり、タイトルは超有名ですが、アルバムはイマイチと言っていいでしょう。
MIck の声はいつものとおりなのですが、上滑りしている感が強い。 曲自体の魅力が薄いからで、それが本作の全て、とも言えます。
タイトル曲は今でも「これぞStones」みたいな扱われ方をされていますが、これまでの名曲と比べると凡庸、それは言い過ぎにしてもまあまあ、という程度。
今回、かなり久々に聴き直してみましたが、かつて聴いた記憶も薄く、アルバム全体を通してほとんど耳に残りません。
これが、「Exile」からわずか2年後だと思うと、ぞっとするものがあります。
現代から見ると、率直に、本作あたりから、徐々に制作能力が衰えてきたのだと思われます。
ここから先は、浮いたり沈んだり、浮いたり沈んだり、で、時としてかなりの名作は生みつつもその間隔が長くなっていくわけです。
何でなんだろう。
Keith のドラッグ問題が深刻化したからなのか、歳をとったということなのか。 何にせよ、Stones の大きなターニングポイントとなった作品であります。
悪い意味で。
【結論】
★1.5。
結構好きな人も多いみたいなんですが、私はダメですね。
プレイリスト入りは無し。 お情けで3を入れてもいいかな、と思ったのですが、それもなあ、ということで。
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